
Brahms: Symphony No.2 Op.73, Alto Rhapsody Op.53; Schubert: Gesang der Geister uber den Wassern D.714, etc / ジョン・エリオット・ガーディナー、他
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ロイヤル・コンセルトヘボウとの全集が出たので、ピリオド楽器版を早く買わないといけないと思っていた。10年ほど前に購入した3番は余り印象に残らない演奏ではあったが、新盤が出てから、繰り返し聴くうちに、カラヤンやマゼールなどのゴージャスなサウンドとは異なる、手作り感のある、少しがちゃがちゃした響きが好きになった。他の交響曲が店頭はもちろん、オンラインでも手に入りにくくなってきたので、在庫のある2番と4番を少々慌てて購入した。カラヤンやマゼールはもちろん個人的には一押しのクルト・ザンデルリンクの深みのある現代のオーケストラの超一流の演奏とは、全く違う世界である。4、50年前なら、全く受け入れられない演奏であろう。少々落ち着きに欠ける、打楽器が目立つ、リズムがころころ変わるブラームス。アーノンクールのモーツァルトほどではないが、へんてこなブラームスである。こんなブラームスがあってもいい。ザンデルリンクを超えたとは言わないが、十分に聴き応えのある音楽である。現代楽器でも、もう一つ印象に残らない演奏も多い。ブラームスは多分演奏家にとっては難しい音楽なのだろうと、全くの素人のくせに思う。超一流の楽器と演奏家を集めても、心を揺さぶる演奏にはなかなかお目に(お耳に?)かかれない。ぼうっと聴いていると、せかせかした素人臭い演奏に聞こえるが、私は手作り感満載のガーディナーのこの演奏を支持したい。ガーディナーは、モーツァルトやシューマンでは、あれほど王道の演奏を聴かせるのに、このブラームスはなかなか面白い。コンセルトヘボウとの全集もそのうち聴いてみたい。まずはオルケストル・レヴォリューショネル・ロマンティークとの一番を先に聴かなきゃ。久しぶりに、アーノンクールとカラヤンのモーツァルトを聴き比べてみた。およそ同じ音楽とは思われない。むしろカラヤンの意外とゆったりした演奏に慣れるのに、少々苦労した。アーノンクールはアーノンクールで、かなり無茶苦茶なリズムで、面白いけれど、繰り返し掛けてみようとは思わない。それでも、いろいろな演奏が聴ける現代は、素晴らしい時代である。
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ヤナハルさんが書いたメンバーズレビュー
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コストパフォーマンスは申し分ない。HMVが売り切れになり,慌てて Tower Records でポイントが高くなるのを見計らって購入した。すると,あっという間に,価格がぐっと高くなった。輸入盤の価格が高騰しているので,価格調査が大切である。それにしても,DVDを含めて52枚組で,12000円かそこらというのは,かなりお得である。BOX 物は音が貧弱であるという声もあるようだが,全くそのようなことは感じられない。SACD になれば違いが出て来るのかも知れないが。 価格も,演奏も大変満足しているのだが,残念なのは,歌詞が付いていないことである。有名なアリアは歌詞はなくても全く問題ないが,珍しい歌劇の歌詞は,インターネットでも全く手に入らない。ボンドヴィルやソーゲは言うまでもなく,ミヨーの歌劇〈メデア〉の歌詞も見つからない。フランス語のリスニングには全く自信がなく,一切聴き取れない。歌詞さえ手に入れば,Google 翻訳もあるので,ある程度は内容を理解できるし,部分的に聴き取りたい歌詞もある。Brilliant や Grammophon,Hyperion には,歌詞がCDで付いていたり,簡単にホームページから手に入る場合もある。ワーナー系も,歌詞対訳付きで輸入盤を出してくださる場合もあるのは大変ありがたいが,歌詞だけは必ず付けていただきたい。 せっかくの絶品のCDボックスが台無しだと思う。中身は間違いなく星5つである。ナタリー・デセイには大変申し訳ないが,星4つにとどめさせていただきます。
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ロイヤル・コンセルトヘボウとの全集が出たので、ピリオド楽器版を早く買わないといけないと思っていた。10年ほど前に購入した3番は余り印象に残らない演奏ではあったが、新盤が出てから、繰り返し聴くうちに、カラヤンやマゼールなどのゴージャスなサウンドとは異なる、手作り感のある、少しがちゃがちゃした響きが好きになった。他の交響曲が店頭はもちろん、オンラインでも手に入りにくくなってきたので、在庫のある2番と4番を少々慌てて購入した。カラヤンやマゼールはもちろん個人的には一押しのクルト・ザンデルリンクの深みのある現代のオーケストラの超一流の演奏とは、全く違う世界である。4、50年前なら、全く受け入れられない演奏であろう。少々落ち着きに欠ける、打楽器が目立つ、リズムがころころ変わるブラームス。アーノンクールのモーツァルトほどではないが、へんてこなブラームスである。こんなブラームスがあってもいい。ザンデルリンクを超えたとは言わないが、十分に聴き応えのある音楽である。現代楽器でも、もう一つ印象に残らない演奏も多い。ブラームスは多分演奏家にとっては難しい音楽なのだろうと、全くの素人のくせに思う。超一流の楽器と演奏家を集めても、心を揺さぶる演奏にはなかなかお目に(お耳に?)かかれない。ぼうっと聴いていると、せかせかした素人臭い演奏に聞こえるが、私は手作り感満載のガーディナーのこの演奏を支持したい。ガーディナーは、モーツァルトやシューマンでは、あれほど王道の演奏を聴かせるのに、このブラームスはなかなか面白い。コンセルトヘボウとの全集もそのうち聴いてみたい。まずはオルケストル・レヴォリューショネル・ロマンティークとの一番を先に聴かなきゃ。久しぶりに、アーノンクールとカラヤンのモーツァルトを聴き比べてみた。およそ同じ音楽とは思われない。むしろカラヤンの意外とゆったりした演奏に慣れるのに、少々苦労した。アーノンクールはアーノンクールで、かなり無茶苦茶なリズムで、面白いけれど、繰り返し掛けてみようとは思わない。それでも、いろいろな演奏が聴ける現代は、素晴らしい時代である。
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ディドナートとエメリャニチェフのコンビによるヘンデルの「アグリッピーナ」に感銘を受けて、ディドナートのアリア集を2枚まとめて購入しました。「エデン」は選曲が素晴らしく、冒頭の「答えのない質問」のボカリーズにまず驚かされました。そのような版があるのかと慌てて調べましたが、どうやら管楽器のパートを声で演奏しているようです。そして、バロックからワーグナー、マーラー、そして比較的親しみやすい近現代の作曲家の作品に至るまでとても堪能させていただきました。ワーグナーやマーラーは通常の演奏とは随分印象の異なるように聴こえたのは、エメリャニチェフのせいもあるでしょうか。最後のヘンデルの有名な「オンブラ・マイフ」は悪くはないのですが、かつてのキャスリーン・バトルの鮮烈な歌唱を思い出してしまいました。
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ジョヴァンニ・アントニーニと言えば、イル・ジャルディーノ・アルモニコのブランデンブルク協奏曲が懐かしい。今回のバーゼル室内管弦楽団とのベートーヴェンも圧倒的な名演であると思う。ピリオド楽器ではないので、エラス=カサドほど、ガチャガチャとはしていない。でも、間違いなくピリオド楽器による演奏を意識した演奏である。もちろん、ここにはフルトヴェングラーも、クレンペラーも、カラヤンさえも全く存在しない。アバドやラトルらの演奏の延長であろうが、今日のベートーヴェン演奏の正解の一つがここにはあるのではないか。颯爽として、脇目も降らず先へ先へと進むベートーヴェン。第9に関しても、エラス=カサドよりもアントニーニの方を好む。色々な演奏が聴ける、それが素晴らしいと思うけれども。
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昔ラロのスペイン交響曲が一番好きという人がいた。この人は本当の音楽というものが分かっていないと内心冷笑した。ところが、ある日突然気が付いた。自分だって、ヴィオッティとかパガニーニ、ヴィニヤフスキなどの音楽が大好きではないか。ラロだって、サン=サーンスだって、頻繁にターンテーブルに乗せているではないか。クレメントのヴァイオリン協奏曲、よくできているんだと思う。ベートーヴェンの臭いがあちらこちらに感じられるけれども、我らがベートーヴェンではない。幾分気持ち悪さは感じられるが、たまには聴きたくなるかも知れない。どうせなら、一方は、ヴァイオリン協奏曲以外の作品をカップリングしてくれれば良かったのに。1枚2曲聴き通すのは、やや辛い気がする。
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第9との出合いもマルケヴィッチだった。Philips の1300円、廉価盤であった。別に、マルケヴィッチを選んだわけではなく、ただ値段が安かったから購入しただけであった。40年前、無心に繰り返しLPレコードを聴いていたのが懐かしい。2枚組ではなかったので、第3楽章の途中でひっくり返すのが毎回残念であった。でも、間違いなく私に第9の素晴らしさを教えてくれた、掛け替えのないレコードであった。今回久しぶりに CD で聴いて、硬派のかっちりした名演であることが確認できて嬉しかった。他の交響曲や序曲も、同様に造形のしっかりした名演である。録音の古さも気にならず、逆にこの演奏には相応しい(?)のかも知れない。
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40年前初めて聴いたチャイコフスキーがマルケヴィッチの「悲愴」であった。もちろん当時はLP レコードの時代であったが、確か1300円の廉価盤。マルケヴィッチのごりごりした演奏を繰り返し何度も聴いた。CDで聴きなおしてみたいという念願がようやく叶った。即物的と言えば即物的であるが、この演奏でチャイコフスキーと出合ったのは幸運であったと思う。かっちりとして、鳴らすべきところはしっかり鳴らす。名演である。
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ルガーノのシリーズと同じような、アルゲリッチお気に入りの代わり映えのしない作品が続く。でも、悔しいやら、嬉しいやら、一流の演奏家たちの見事な演奏ばかりである。たまには、アルゲリッチのベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴いてみたいと思っても、その願いが叶うことはない。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を何回聴かされたか分からない。やはり、悔しいけど、何回聴いても素晴らしい。ライヴ感と言うか躍動感が鮮やかである。
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音楽は一度聴いただけでは、その真価は分からない。このシリーズを聴いてきて、改めてベートーヴェンやモーツァルトの素晴らしさが再認識される。でも、サリエリのコレッリ変奏曲は面白い。同工異曲が多数存在するので、果たして生き残るかどうかは確信が持てないが十分に聴き応えはある。フンメルは、ベートーヴェンの引き立て役に甘んじるか。ヴォジーシェクは当然若書きであるが、シューベルトの同時代人には違いない。
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