ミュージック・マジックはいまひとつ人気がないようだが、個人的にはRTFはECMでのファーストの次に好きなアルバムだ。その時期のライブがこの作品でゲイル・モランを含み各ソリストの名人芸が嫌というほど堪能出来る。ゲイル・モランのメロトロンまで飛び出し年配者にはたまらない。ただ、ジョー・ファレルと言えばフルートなのだが聴けないのが玉にキズ。ミュージック・マジックでもフルートソロなかったからね。さてアナログでは3枚組だったこの作品だが、初CD化は2枚組で廉価版。収録曲も一部編集(短縮)。ただLPで盤面切り替わり部分のフェイドアウト、フェイドインはマスター通りで無し。2回目も2枚組CDで編集(短縮)。LP通りフェイドアウト、フェイドインそのまま。3回目のCD化でCD3枚組になり編集無し、フェイドアウト、フェイドイン無し。完全盤となった。この2枚組は多分2回目CD化のものだろう。ただ、ただ聴いて楽しんで欲しい。スタジオと違うライブのスリル感じて欲しい。長いけどね。