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第526回 ─ COCOON

近年のコクーン名盤はこれだ!

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/08/26   18:00
更新
2009/08/26   18:19
ソース
『bounce』 313号(2009/8/25)
テキスト
文/石田 靖博


GUY GERBER
『Late Bloomers』
 (2007)
スヴェン・ヴァスの個人ブランド的なイメージを破り、一個のレーベルとしてのコクーンに注目を集めることとなった重要作。“Belly Dancin”や“Sea Of Sand”といった大ヒットを収録したエスニック・エレクトロ・ハウスの傑作であり、これぞ真の意味でのプログレッシヴ・ハウスだ。


PIG & DAN
『Imagine』
 (2007)
コクーンのレーベル・カラーのひとつでもある、プログレッシヴ・ハウスとクリックの融合というか、大バコ仕様のクリック的な色が濃く出たアルバム。派手さはないがスケールは大きく、ジワジワとハメていく感じはクラブのほうのコクーン、そしてスヴェンのプレイに通じるものだろう。

MINILOGUE
『Animals』
 (2008)
サイケ・トランスのフィールドで活動するソン・カイトの別名義だったはずが、いまではこっちが本職となった感もあるミニローグ。この大ヒット作は、ダブファイア製リミックスも強力な“Jamaica”を含むフロア殺しクリック盤と、スケールの大きいチルアウト盤の2枚組で攻めてくる。

SVEN VATH
『The Sound Of The Ninth Season』
 (2008)
毎回テクノ界のトレンドをいち早くキャッチするスヴェン大将のミックス・シリーズ。現時点での最新作となる本作は、泣く子も黙る殺戮チューン“Grindhouse”のダブファイア製ミックスが目玉ながら、Disc-2のシス、ジョニー・D、リブートらオーガニック・ミニマル勢の収録も慧眼。

EXTRAWELT
『Schone Neue Extrawelt』
 (2008)
これまたサイケ・トランス界での活動を本職とするミディ・ミルズの別名義作。いかにもコクーンらしい、大バコ映えしそうな奥行きのある音空間、メロディアスかつ大きくうねるように展開するスケールのデカさ、クリッキーなビート……これも真にプログレッシヴなハウスだ。

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