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第515回 ─ 男の歌は濃い夏

第515回 ─ 男の歌は濃い夏(3)

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/07/22   18:00
ソース
『bounce』 312号(2009/7/25)
テキスト
文/池田 貴洋、佐藤 ともえ、出嶌 孝次

JOE 待望のバラード・アルバムが到着!


  これぞベッドタイム・ミュージック! 常に高水準のセクシーR&Bを届けてくれるジョーの新作『Signature』は、昨年の『New Man』とは打って変わって全編を自身がプロデュース/書き下ろした、何度リピートしても聴き飽きないバラード・アルバムとなった。悩ましい歌唱でゴージャスな色気を香り立たせる先行曲“Majic”を筆頭に、囁きかけるような柔らかいヴォーカル、アコースティックで音数を絞ったシンプルなサウンドは端々から70年代ソウルの温もりを感じさせ、ゆったりとくつろがせてくれる文字通りの〈定番〉。日本盤のみに収録された“All That I Am”などのライヴ・ヴァージョンも感涙モノだ。

 自主レーベルの563を始動するなど、ビジネスマンとして、アーティストとして成長し、そして男としてさらに成熟したジョー。大人の余裕を感じさせる、優しくハートフルなスウィート・バラードに、ただひたすら酔いしれていただきたい。*池田貴洋

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