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第9回 ─ TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY〈MUSIC LOVES YOU!!〉 @ 日比谷野外大音楽堂 2008年10月19日(日)

第9回 ─ TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY〈MUSIC LOVES YOU!!〉 @ 日比谷野外大音楽堂 2008年10月19日(日)(4)

連載
TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY
公開
2008/10/23   16:00
更新
2008/10/23   19:37
テキスト
文/北野 創、澤田 大輔

■曽我部恵一BAND

  まずはいつものように円陣を組んで気合を注入。そして各々のポジションに入るソカバンの4人。ギターのフィードバック・ノイズが限界まで増幅したところで1曲目“恋人たちのロック”が爆音で轟いた。ペース配分は無用とばかりに、のっけから全力で歌い上げる曽我部。続く“トーキョー・ストーリー”では、その熱量が4つ打ちのビートへと注ぎ込まれる。オーディエンスも縦に飛び跳ねまくり! 

  「野音は気持ちいいねえ。今日は俺らのことを初めて観る人もいると思う。そんな俺のいまの気持ちを聴いてください!」と曽我部。そして繰り出されたのは“有名になりたい”と“キラキラ!”。煌びやかなロックンロールの2連打に、会場中の拳が突き上げられる。

  「俺以外の3人は、初の野音だから。超ドキドキしてるから輝かせてやって!」と再び曽我部が叫ぶと、彼らのライヴにはなくてはならない“テレフォン・ラブ”に突入。オーディエンスとのコール&レスポンスを繰り返しながら、どんどんとテンポを上げ、ラウドにひた走るソカバン。その圧倒的なテンションを前に、盛り上がらずにはいられない! 

そして曽我部流ラヴァーズ・ロック“LOVE-SICK”がメロウに会場を包み込んだところで、彼らの代表曲“青春狂走曲”“魔法のバスに乗って”が畳み掛けられ、一気にクライマックスへ。これにておしまい……かとおもいきや、アンコール的に“STARS”が高らかに鳴り渡り堂々の大団円。迷いなく、ポジティヴな気概に貫かれたパフォーマンスで、アニヴァーサリーなイヴェントを締めくくってくれた。*澤田

曽我部恵一BAND〈MUSIC LOVES YOU!!〉セットリスト
1. 恋人たちのロック
2. トーキョー・ストーリー
3. 有名になりたい
4. キラキラ!
5. テレフォン・ラブ
6. LOVE-SICK
7. 青春狂走曲
8. 魔法のバスに乗って
EN. STARS

▼曽我部恵一BANDの作品