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第3回 ─ TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY〈ミラクル☆トゥナイト〉――TRICERATOPS × GRAPEVINE @ 新宿LOFT 2008年10月12日(日)

第3回 ─ TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY〈ミラクル☆トゥナイト〉――TRICERATOPS × GRAPEVINE @ 新宿LOFT 2008年10月12日(日)(3)

連載
TOWER RECORDS SHINJUKU 10th ANNIVERSARY
公開
2008/10/16   18:00
更新
2008/10/16   18:35
テキスト
文/土田 真弓

■TRICERATOPS × GRAPEVINE

  鳴り止まない拍手のなか、登場したのはアコースティック・ギターを抱えた和田と田中。がっちりと握手を交わした後、思い出話に花が咲く。

 「2マンっていうのはなかったけど、昔、イヴェントではよく一緒になってね……」(和田)。

 「ところが覚えてる? 神戸」(田中)。

 「あれは噂ってことにしようと思って」(和田)。

 「あっ、噂ね(笑)」(田中)。

 「神戸では、もうひと組いたっていう噂があって」(和田)。

 「誰や(笑)?」(田中)。

 「わかんないけど、俺も3マンだったような気がしてきた……って、もうこの話やめようか(笑)?」(和田)。

  ……と、やはり半強制的に今日が初2マンということで話が落ち着くと、「恋人同士みたいで照れる(笑)」とはにかみながら、ふたりでビートルズの“If I Fell ”を弾き語り始める。リハなしだったらしいが、和田の「いいかいジョン?」という田中への呼び掛けを合図に美しいハーモニーを響かせ、会場はほっこりとした空気に包まれる。

  その後はTRICERATOPSのリズム隊、林幸治と吉田佳史も合流。「じゃあロックンロール行きますか? ガンガン踊ってってよ!!」と和田が叫ぶと、誰もが知っているであろう、ダーティーなあのリフが。貴重なコラボレーションのシメにエントリーされたのは、ローリング・ストーンズの“Jumpin' Jack Flash”。和田と田中が交互にヴォーカルを取り、ギター・バトルも勃発。どこまでもエネルギッシュなパフォーマンスに観客も熱狂的に応え、大団円を迎えた。

  最後はGRAPEVINEの西川弘剛(ギター)と亀井亨(ドラムス)も現れ、6人で手を繋いでフィナーレ。彼らの晴れやかな笑顔が、この日のステージがどれほどミラクルなものだったかを、如実に物語っていた。

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