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連載/コラム

第28回 ─ GRUNGE(3)

連載: Di(s)ctionary

掲載: 2008年07月10日 22:00

ソース: 『bounce』 300号(2008/6/25)

文/渡辺 貴仁

II それでは実際に聴いてみよう! その2

DINOSAUR JR. 『Green Mind』 Blanco Y Negro/Sire(1991)
激烈ハードコアと泣きのメロディーを融合させた〈グランジの雛型〉とも言えるサウンドを、83年の結成当初から一貫して鳴らしてきた3人組。91年リリースの本盤はバンド初のメジャー挑戦作であると共に、彼らなりのグランジへの回答だったとも受け取れる。

SMASHING PUMPKINS 『Gish』 Virgin (1991)
初期音源がサブ・ポップから発表されたこともあって、当初はグランジと括られていたが、サイケでプログレな側面を持つ音作りはあきらかに他と一線を画している。93年作『Siamese Dream』で完全にグランジの呪縛から解放された彼らは、名実共にメインストリームの顔役に。

SONIC YOUTH 『Dirty』 DGC/Geffen(1992)
ニルヴァーナ『Nevermind』を手掛けたブッチ・ヴィグをプロデューサーに迎えたアルバム。2本のギターが複雑に交錯しながら疾走するノイズ満載のハードコア・パンクは、前衛的でありながらも比較的ポップ。先人から見たグランジの解釈は、やはり一筋縄ではいかなかった。

ALICE IN CHAINS 『Dirt』 Columbia(1991)
美と醜、静と動という相反する要素を巧みに表現する歪んだギター音に、レイン・ステイリーの神秘的な歌声が完璧に融合した絶頂期の一枚。この後、バンドはレインのドラッグ癖によって失速するが、本作が後進に与えたインパクトはもはやグランジの枠に止まらない。

STONE TEMPLE PILOTS 『Core』 Atlantic(1992)
デビュー当時はニルヴァーナやパール・ジャムの二番煎じなどと揶揄されたが、その類い稀な音楽センスと破天荒すぎるライヴ・パフォーマンスによってたちまちシーンの最前線に躍り出たLA発のバンド。本作以降は急速に脱グランジ化していくのもポイント。

HOLE 『Live Through This』 DGC/Geffen(1994)
カート・コバーンが愛した女性、コートニー・ラヴ率いるホールの2作目。抑えきれない激情をあたりかまわず吐き出した初作(廃盤)に比べ、サウンド面や楽曲の質において格段の成長が窺える佳曲揃いの内容だ。しかし、本作がカートの自殺直後に発表されたことは皮肉だな。

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