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第150回 ─ ワンリパブリックを率いるライアン・テダーって何者なんだよ!?

ソングライター/プロデューサーとして目下大躍進中のライアン・テダー仕事を総点検! その1

連載
360°
公開
2008/07/10   20:00
ソース
『bounce』 300号(2008/6/25)
テキスト
文/村上 ひさし、山西 絵美

BUBBA SPARXXX 『Deliverance』 Beat Club/Interscope(2003)
テダーが共作&フックを歌う“She Tried”を収録した、ティンバランドの秘蔵っ子による2作目。湿度低めの仕上がりは、本盤でカントリーへの接近を試みた師匠の策略どおりでしょ!
(山西)

t.A.T.u. 『Dangerous And Moving』 Inter-scope/ユニバーサル(2005)
制服を脱ぎ捨てて挑んだ意欲作には、日本盤のみテダー印の“Divine”を収録。〈ディヴァ~〉のフレーズだけを繰り返すトランシーなダンス曲で、彼の仕事のなかでも異色の出来だ。
(山西)

PAUL OAKENFOLD 『A Lively Mind』 Perfecto/Virgin(2006)
ブリタニー・マーフィやファレルらが参加しているセレブ盤にて、最多登場したテダー(3曲で共作&共演)。ビート強めのエレクトロ・ハウスに乗ろうとも、彼の美メロは霞みません!
(山西)

AQUAMARINES 『Soundtrack』 Epic(2006)
2006年に華々しく世界デビューを飾るはずだったニッキ・フローレス。本盤に収録された、彼女が歌うスパニッシュ風味のミディアム・ダンサー“Strike”もテダーのペンによるもの。ピアノの前奏もいい感じ!
(山西)

STEP UP 『Soundtrack』 Jive(2006)
人気映画のシリーズ第1弾サントラでは、ジェイミー・スコット(この直後に大爆発!)の歌うライトなファンク曲“Made”を提供したほか、重心低めのヤングブラッズ“I'mma Shine”もプロデュースし、多芸っぷりを発揮!
(山西)

FRANKIE J 『Priceless』 Columbia(2006)
主役の持ち味であるファルセット歌唱を最大限に活かしたシルキーな“If He Can't Be”と、激アーバンなミディアム“Dance”を共作。より現行R&Bに寄ったチカーノ・シンガーの3作目に、爽やかな風を吹き込んだ。
(山西)

TIMBALAND 『Shock Value』 Mosley/Blackground/Interscope(2007)
ワンリパの成功物語はすべてここから。大ヒット“Apologize”は、ティンバ師匠が原曲のビートを明解にしただけ(?)というリミックスで、オイシイところをサクッといただき!
(村上)

ASHLEY TISDALE 『Headstrong』 Warner Bros.(2007)
〈ハイスクール・ミュージカル〉のイジメっ子役で人気の彼女がプチ・ディーヴァぶりを発揮した本作で、テダーは“He Said She Said”の曲作りに参加。アーバン・ポップなロッテムとの相性も抜群だ。
(村上)

HILARY DUFF 『Dignity』 Hollywood(2007)
アイドルを卒業し、すっかり艶かしくなった本イメチェン作を象徴するかのように、妖艶な“Gipsy Woman”をダフ姉妹と共作&プロデュース。エキゾティックな新境地はまさに彼女が求めていたもの!?
(村上)