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第2回 ─ ヤックマウス、やってます

第2回 ─ ヤックマウス、やってます(3)

連載
G-GRIND PRIX
公開
2008/05/29   17:00
ソース
『bounce』 299号(2008/5/25)
テキスト
文/DGノックアウト

G-SPOTLIGHT 最前列のオマエらならわかる逸品を紹介するぜ!!

 今月も魅惑のGな穴の奥の奥までディ~プに入り込んで、そこに潜むサムシングにやる気まんまんでスポットライトを当てていくぜ……と字数稼ぎをしたところで、まずはヒューストンからデヴィン・ザ・デュードの『Smoke Sessions Vol. 1』(BCD)が到着。コーヒー仲間たちと脱力しまくるミックステープなんだが、脳がふやけそうなユルユル具合は、〈一生やってろ!〉とお願いしたくなるほどの心地良さ。下品な替え歌を歌ってウヒヒヒとか笑ってるだけの内輪ノリ加減も最高だぜ。


次もH・タウンからで、老舗のペイド・イン・フルを運営するミスタ・マッドの『Still Standing』(Paid In Full)だ。去年出てたみたいだけど、この手のブツはG間の流れを超えるのさ。カミリオネアら過去の所属スターも参加してるし、〈ローカル版ビヨンセ〉ことシェイ・アトキンスもイイ声で鳴いてるし、GットリしたH・タウンならではの泥&蜜でグラインドしたい好き者どもには無条件でオススメだ。まだまだ勃ってるぜ!というタイトルに偽りナシだな(違うって)。


次はボンサグ周りから……クレイジー・ボーンの下で10年近く奮闘してきたK・モントの初のアルバム『Grammy Statuz』(Thump Street)もいいぞ。なぜかジャケではクレイジーが前に立ってやがるが、サンプ製らしい西マナーでスムース・インしてくれ。

で、最後はDJ PRINCESS CUT嬢が監修したコンピ『HUSTLIN' -SOUTH HIPHOP MASTERPIECE』(ユニバーサル)だ。日本盤の出ないサウス系のヒットが満載されたオトク盤なので、ありがちなコンピ風のジャケに惑わされんなよ!!

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