III その後の流れと、現在の音楽シーンに見るマッドチェスターの影響力
おマンチェの急激な斜陽の理由を説明する前に、まず若者がこのブームを支持した理由を把握しましょうね。もともとマンチェスターは産業革命の中心地で、労働者階級が多い土地柄なの。でも当時のサッチャリズムが国内不況を生み、若者の失業率が急増。音楽も商業化し、クソみたいなスターの曲が溢れてたわけ。若者たちが〈本当に信じられるもの〉を必要としていたそんな時、ストーン・ローゼズが〈オーディエンスこそスターだ〉という金言を発し、ハピマンがみんなを踊らせたという流れです。だから、ローゼズが90年6月にシングル“One Love”を発表後、レコード会社との契約問題で活動休止状態になった時のキッズの失望はスゴかった。中心バンドがそうなって、メディアやファンの関心は低下しちゃったの。
とはいえ、おマンチェの影響力はそれ以降も絶大よ! オアシスのリアムはローゼズのライヴを観て音楽活動を決意。ケミカル・ブラザーズはシャーラタンズのティムを敬愛して初期作品のゲストに迎え、ここ日本でもフリッパーズ・ギターなど耳の早い洋楽好きに影響を与えたわ。最近ではクラクソンズらニュー・レイヴ勢も、確実にチルドレン。ちなみに元ローゼズのイアンやジョンは現在ソロ活動中。ハピマンも再結成作品を出したばかりよね。短命なのにこれほど影響力を持つムーヴメントは珍しいから、後はそれぞれ研究してちょうだい。以上です!
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