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第17回 ─ MADCHESTER

第17回 ─ MADCHESTER(3)

連載
Di(s)ctionary
公開
2007/09/20   13:00
更新
2007/09/20   15:47
ソース
『bounce』 290号(2007/8/25)
テキスト
文/妹沢 奈美

II では、実際に聴いてみよう その2

JAMES 『Gold Mother』 Fontana(1990)
実は80年代前半のポスト・パンク期から活動してたんだけど、泣かず飛ばず。でもライヴなどで徐々に人気を得て、マッドチェスター期にリリースしたこの作品でガシッと広く認知されたの。2001年からほぼ活動休止状態だったけど、今年に入って再始動。日本にも来ないかしら。

THE MOCK TURTLES 『Can You Dig It:The Best Of The Mock Turtles』 Virgin 
ノリの良い“Can You Dig It?”や“Lay Me Down”のような横揺れフォーキーな名曲もあり、ローゼズ好きは必ずディグってほしいわね。とはいえマッドチェスターが短命だったせいで、とっとと注目度が下降した悲劇の名バンド。

BLUR 『Leisure』 Food/EMI UK(1991)
いまやハゲ散らかしたデーモン・アルバーンだけど、美少年だった頃はこのブームからも影響を受けてたの。コルチェスターの4人組が、当時の潮流だったマッドチェスターとシューゲイザーを取り入れた本作でデビューした際は注目を集めたわね。で、そこからブリット・ポップに繋がったの!

THE SOUP DRAGONS 『Lovegod』 Big Life(1990)
時代に寄り添うセンスを持っていた、グラスゴーのバンドね。マッドチェスター期のサウンドを採り入れたこのアルバムで人気を得たこともあり、マンチェスター外のマッドチェスター・バンドの代表格として記憶しとくべし、です。95年に解散。

OCEAN COLOUR SCENE 『Ocean Colour Scene』 Fontana(1992)
ブリット・ポップ期の次作でブレイクする彼らだけど、この1作目はマッドチェスター・サウンド。でも、バンドの意志に反してレコード会社が当時の流行だったおマンチェ風にミックスさせた……のが真相よ。それで気落ちして、4年も沈黙しちゃったワケ。

VARIOUS ARTISTS 『Bez's Mad-chester Anthems』 Warner UK 
ご存知、ハピマンのベズがセレクトした本コンピは、マッドチェスター期をその前段階から網羅した名曲ばかり。ラーズのようにリヴァプールで同時代を生きたバンドだけでなく、なぜかキュアーまで入ってるけど、まあそこはほら、ベズだから。