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第1回 ─ ジェイムズ・ブラウン生存説

第1回 ─ ジェイムズ・ブラウン生存説(3)

連載
JAMES BROWN IS NOT DEAD
公開
2007/03/08   14:00
ソース
『bounce』 284号(2007/2/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

JB生存説を裏付ける証拠物件の数々──今月はこのぐらいにしといてやるか!

NAS 『Hip Hop Is Dead』 Ill Will/Def Jam(2006)
JBをサンプリングすることは、ヒップホップの原点を見つめ直す行為でもある。そのあたりに自覚的なのがこのナズで、今作では“Where Are They Now”にてJBの“Get Up, Get Into It, Get Involved”をかなり素直に使用。ヒップホップが死んでないのと同じくらい、JBだって生きてるぞ!

THE SWEET VANDALS 『The Sweet Vandals』 Unique/Pヴァイン(2007)
鯉のぼりを拡大したようなジャケは格好良くないが、演奏陣のロウなプレイと豪快なシスター・ヴォーカルが超ダイナマイトなスペインからの一撃! “Papa's Got A Brand New Bag”の激烈カヴァーをはじめ、どこを切ってもファンクの血が噴き出すぜ!

LYN COLLINS 『Mama Feelgood』 Hi & Fly(2006)
かつてJBの寵愛を受けた故リン・コリンズが2005年に行った全欧ツアーの模様を収めたライヴ盤だ。往時の爆発力こそないが、熟女歌唱で聴かせる豪華なショウだぜ! マーヴァ・ホイットニーやマーサ・ハイといった〈昔の女〉たちも揃い踏み……JBはここにも生きている。

ROCKY BALBOA -THE BEST OF ROCKY 『Soundtrack』 Capitol(2006)
「ロッキー」シリーズ最新作のサントラだ! 過去の名曲集も兼ねてるってことで、〈4〉を賑々しく彩ったJBの“Living In America”も当然入ってるぜ。そういや〈5〉のサントラを手掛けたMCハマーもダンス面ではJBを大いに参考にしてたんだよな。

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