MILES DAVIS 『You're Under Arrest』 Columbia(1985)
文中でも宣言(!?)しているとおりマイケル・ジャクソンの“Human Nature”やシンディ・ローパーの“Time After Time”のカヴァーを披露しているほか、冒頭曲ではスティングもヴォーカルで参加するなど、ロックへの接近を試みたマイルス史上もっともポップな一枚。
JOHN COLTRANE 『A Love Su-preme』 Verve(1964)
マイルスのクィンテットを脱退したのちに、自由な発想に基づいて実験的/前衛的なジャズを追求しはじめたコルトレーン。今作はモダン・ジャズを代表するアルバムで、神への愛を表現したコンセプチュアルな一枚である。説明するまでもないが、邦題は〈至上の愛〉。