世界中のオモシロ音楽をご紹介するこの連載。今回は、先頃日本に大挙した中近東～アジアの音楽家たちに触れながら、イスラム圏音楽の世界にご案内しましょう!
世界中でおよそ14億人の信徒が存在するといわれるイスラム教は、ヨーロッパ～アフリカ～アジアを中心にした広い地域で信仰されているだけでなく、各地域でさまざまな音楽文化が育まれていることでも知られています。この10月、そうした多彩な音楽家たちが〈フェスティバル コンダ・ロータ 2006 ラマダンの夜〉のために来日し、東京を中心に素晴らしいライヴを敢行しました。古典音楽への真摯な眼差しを持ちながら、それを現代的アプローチで表現して世界的な注目を集める面々ばかりが集まっていたこと、そしてその多くが普段なかなか来日公演を行わないこともあって、大きな話題を集めることになったのです。今回はその模様をご紹介しながら、イスラム圏を拠点に活動するアーティストが綴る神秘的な響きに耳を傾けてみましょう。新たな音楽体験への扉がここにあるかもしれませんよ!
