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第105回 ─ カルシウム不足な奴らが蔓延る現代……社会にはもっとボンサグが必要だ!!

第105回 ─ カルシウム不足な奴らが蔓延る現代……社会にはもっとボンサグが必要だ!!(3)

連載
360°
公開
2006/11/22   20:00
ソース
『bounce』 281号(2006/10/25)
テキスト
文/DGノックアウト&ダレスタ

KRAYZIE BONE 『Gemini : Good vs. Evil』 Thugline(2005)

インディーに潜伏してのソロ3作目だが、リル・ジョンを迎えた冒頭から容赦なく骨太なサグ・モード全開! スモーキーなレゲエ気分を披露したり、ボンサグ4人が勢揃いしたり、流石はリーダー!

BIZZY BONE 『Alpha And Omega』 AMC(2004)

みずから率いる7thサイン・クルーが大挙参加したソロ3作目で、スピリチュアルなラップが鬼気迫る快作! ヤル気になった時のビジーはマジで最凶だぜ……。 

『Mo Thugs The Movement』 Mo Thugs/D3(2003)

現時点でのレーベル・コンピ最新作。結婚したフェリシアとレイジーによる愛のデュエットが披露されたり、私物化も甚だしいが……私物だから別にいいよな! 中身もいいぜ。

2002

制作前にはビジーがクビになったりもしたが、それでも4人でまとめ上げたのが、ルースレスへの置き土産となった『Thug World Order』(Ruthless)だ。3LWをフィーチャーしたヒット曲“Get Up & Get It”など、親しみやすい耳触りが支持層を拡大したのさ。フレッシュもムショから電話で参加!

KRAYZIE BONE 『Thug On Da Line』 Thugline/Loud/Columbia(2001)


クレイジーの新レーベル=サグラインの第1弾にあたるソロ2作目。かつて西海岸シーンを湧かせたデフ・ジェフやボスらヴェテランも交えた、相変わらずの煙たい名作だぞ。

L-BURNA 『Thug By Nature』 Mo Thugs/Ruthless(2001)

変名を用いてはいるが、これがレイジーのソロ・デビュー作になる。アーロン・ホールを招いたエモーショナル系など、泣かせる哀愁サグ曲だらけさ。

BIZZY BONE 『The Gift』 AMC(2001)

グループとまったく足並みを揃えなくなったビジーの2作目。例の悪魔的な高音ラップがヒラヒラと舞う作りはまたも凶悪で、お歳暮には向かないギフトってとこだな。

『Mo Thugs III : The Mothership』 Mo Thugs/Koch(2000)

レイジーの単独運営レーベルに様変わりしたモー・サグズの心機一転コンピ。レイジーの息子、ジェレミー君も初登場したり、混沌とした内容だな。

RA DESPERIDOS 『Tired Of Strugglin』 Koch(2002)


レイジーも含む5人組としてモー・サグズに在籍していたデスペラードの3人が、離脱して親分をディス! 骨のあるところを見せようとしたのかね。

FLESH-N-BONE 『5th Dog Let Loose』 Mo Thugs/Koch(2000)

〈第五の犬〉がムショ入り前に完成させていた現時点での最新作。コッチとの縁もここからだ。何かに〈新鮮な骨〉とか書いてあったけど、〈Fresh〉じゃねえから注意しろや。