ナウ・アゲインとは7インチ・コレクター/DJのイーゴンがストーンズ・スロウ傘下に立ち上げたリイシュー部門である。主に60年代後半から70年代前半までに制作されたレアな7インチ音源がディープ・ファンク的な文脈から発掘されており、イーゴンが激レアなファンク~ソウル曲を集めたコンピ『Funky 16 Corners』(2001年)の世界を突き詰めたレーベルとも言える。基本はアナログ盤でのリイシューが中心ながら、近年はコンピを編んだり、エボニー・リズム・バンドやカシミア・ステージ・バンドなどアーティスト単位の編集盤を制作するなどCDリリースにも積極的だ。サウンド的にストーンズ・スロウ本隊と共振する点にも留意されたし。