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第56回 ─ ヒップホップ・リイシュー

第56回 ─ ヒップホップ・リイシュー(2)

連載
Discographic  
公開
2006/10/05   01:00
更新
2006/10/05   12:28
ソース
『bounce』 280号(2006/9/25)
テキスト
文/編集部

AFRIKA BAMBAATAA & SOULSONIC FORCE 『Planet Rock - The Album』 Tommy Boy/Runt(1986)

  トミー・ボーイ作品もまた入手が容易になってきてるけど、“Planet Rock”“Looking For The Perfect Beat”(共に82年)を収録したエレクトロ大古典となる本作は、もはや一般常識どころじゃないバム先生の究極奥義!(轟)

JUST-ICE 『Back To The Old School』 Fresh(1986)

  フィリーのオリジナル・ギャングスタ・ラッパーによるクラシック。名曲“Latoya”などで聴ける主役のキレキレなライミングもいいが、いまならマントロニクスが気合を注入したブリブリのエレクトロ・ビートに激注目! 超ソリッドなコスリに燃える表題曲もヤバイよ!(轟)

MC SHAN 『Down By Law』 Cold Chillin'/Pヴァイン(1987)

  マーリー・マールの従兄弟であり、ジュース・クルー屈指の暴れん坊として知られる彼の初アルバム。かの有名なブギー・ダウン・プロダクションとの伝説的バトル・チューン“The Bridge”をはじめ、マールによる骨太なビートにマイク一本で立ち向かう姿が痛快です。(卯之田)

T LA ROCK 『Lyrical King』 Fresh(1987)

  ブギー・ダウン・ブロンクス! リック・ルービン製のデフ・ジャム古典“It's Yours”(84年)が名高いZEN……じゃなくTラ・ロックさんのいまなおフレッシュな名作がこれ。ここでも威力を発揮するマントロニクスの超絶ビートと覇気に溢れたラップがウキウキと正面衝突しております。(轟)

BIZ MARKIE 『Goin' Off』 Cold Chillin'/Pヴァイン(1988)

  ヒップホップ史上屈指の愛すべきキャラによる、記念すべきデビュー作。マーリー・マール製のシンプルなビーツと、歌心に溢れたユニークで変幻自在なビズのラップはいま聴いてもやはり唯一無二。後にスヌープ・ドッグがカヴァーした“Vapors”も収録。(卯之田)

J.V.C. FORCE 『Doin' Damage』 B-Boy(1988)

  NYはロングアイランド出身、地元愛も滲ませたシングル曲“Strong Island”で知られる2MC+1DJの力作です。もはやダサ格好いい領域に突入しているジャケさながらに、定番ブレイクを多用した痛快な展開の佳曲揃い。モンキーズ“Mary Mary”使いの“Take It Away”なんてマジで最高よ!(轟)

THE KROWN RULERS 『Paper Chase』 Warlock/Traffic(1988)

  騎士道精神を発揮(?)したジャケの意味はよくわからんけど、ニュージャージーの2人組がデイヴ(タフ・クルー)のプロデュースを受ける形でリリースした“Super Dope”な人気盤。曲名どおりにアンセム化した“B-Boy Docment”ももちろん収録。(轟)