音にもジャケットにも刻み込まれた夏の日の想い出……。(達也パパ:談) 【B面】
“十四時過ぎのカゲロウ”
さわやかさと毒々しさを併せ持った希代の兄弟ポップ・デュオ、キリンジ。オリジナル・アルバム未収のシングル“十四時過ぎのカゲロウ”(東芝EMI)は、ファンク・バンド化する以前のアイズレー・ブラザーズを彷彿とさせるようなアコースティックで軽やかなグルーヴ・ナンバー。
“ラストナンバー”
非の打ちどころがない圧倒的なライヴ・パフォーマンスの軸となっているファンキー・チューンも魅力だけど、2003年のシングル“ラストナンバー”(スピードスター)にも象徴されるようなメロウ・チューンも、スクービードゥーの持ち味だね。翌年のアルバム『Beautiful Days』にも収録されてますよ。
“渚のシンデレラ”
〈地元の海水浴場〉といった趣きの〈海ジャケ〉になっている□□□の2005年作『ファンファーレ』(WEATHER)。男女ツイン・ヴォーカルをフィーチャーしたこの曲は、〈現代版シュガー・ベイブ〉とでも言えそうな趣きの軽快でグルーヴィーなナンバー。ああ、夏休みがあったころが懐かしいなあ。
“SUMMER BREEZE”
CMソングとして3年前の夏にちょっとお馴染みになったparis ma-tchのこの曲は、ブラジリアン・テイストの〈ノドごし爽やか〉なダンス・ポップ・チューン。2003年作『QUATTRO』(aosis/ビクター)に収録されてます。それにしても、片瀬海岸も真っ青の〈芋洗い〉だね、このジャケは。
“赤と黒”
〈海ジャケ〉といったら、〈夕暮れどき〉のロケーションも忘れちゃいけない。オトナの時間が始まろうするその時間、そんな風景に佇む主人公は、やはりかっこいいオトナじゃないと……ってわけで剣さん。クレイジーケンバンドの2003年作『777』(サブスタンス)には、この曲以外にもトロけそうなナンバーが多し!です。