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第12回 ─ エンドレス・サマー

第12回 ─ エンドレス・サマー(2)

連載
ライド音タイム
公開
2006/09/21   13:00
更新
2006/09/21   21:02
ソース
『bounce』 279号(2006/8/25)

音にもジャケットにも刻み込まれた夏の日の想い出……。(達也パパ:談) 【A面】

“夏の弔い” 

  サディスティック・ミカ・バンドの鍵盤奏者として知られる今井裕の77年作『A COOL EVENING』(M)は、夏の終わりになると思い出す、極上メロウ・アルバム。ティン・パン、ミカ・バンド系プレイヤーががっちりサポートしている本盤のなかでも、この曲を聴くとちょっぴり感傷的な気分に。

“PARADOXICAL LOVE”

  〈海ジャケ〉ってことでコレなんだけど、決してオシャレなジャケでは……(笑)。元祖・兄弟ポップ・デュオ、ブレッド&バターの80年作『MONDAY MORNING』(ソニー)収録のこの曲は、パラシュート一派のプレイヤーがファンキーな演奏を聴かせるミディアム・メロウ・チューン。

“TAKE ME FAR AWAY”

  〈海〉といえば角松敏生!……っていう時代もあったけど、そんな軽薄なカテゴライズに反して、ハイクォリティーな音楽をクリエイトしていたことは、bounce8月号の〈People Tree〉でも紹介済み。83年作『ON THE CITY SHORE』(BMGファンハウス)収録のこの曲は永遠の〈夏定番〉だね。

“JODY”

  〈海ジャケ〉といってパパが真っ先に思い浮かべるのが、山下達郎の84年作『BIG WAVE』(ワーナー)。オリジナルとビーチ・ボーイズのカヴァーで構成された全曲英語詞のアルバムで、どの曲を聴いても〈夏!〉なんだけど、やっぱりこの曲。HALLS舐めてポカリを飲んだときのような激クール感があるよなあ。

“Navigator” 

  杉山清貴(お大事に)がリード・ヴォーカルだった時代も良いけれど、ブリージンな香りをより強く感じさせるのは、カルロストシキ時代のオメガトライブ。その両方の時代をいっぺんに堪能できるベスト盤『OMEGATRIBE HISTORY』(バップ)にも入ってるこの曲は、〈南半球〉な雰囲気を漂わせるAORナンバー。

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