達也パパが教えてくれる、ジャズる娘たちの名演集(規格外) 【B面】
“クローゼット”
2002年にリリースされたaikoのアルバム『秋 そばにいるよ』(ポニーキャニオン)に収録されているこの曲は、彼女のキャラにドンピシャ(死語)なデキシー・ジャズ風味の愉快なポップ・ナンバー。前年発表の『夏服』に入ってたニューオーリンズ風の“アスパラ”とか、彼女には南部系のリズムがよく似合う。
“Love Addict”
表現力に優れたシンガーには、とにかくいろんなタイプの歌を歌ってほしいもの。そんな欲求をぶつけたくなる昨今の女性ヴォーカリストといえば、パパは中島美嘉しか思いつかないな。大沢伸一プロデュースによるスウィンギーなこの曲は、シングルもしくは2003年発表のアルバム『LOVE』(ソニー)で。
“Love Thing”
ポップ畑が育んだジャズ娘、土岐麻子。現在の活動の布石は、かつて在籍していたグループ、Cymbalsが2003年にリリースしたラスト・アルバム『Love You』(ビクター)にしっかりと刻み込まれてます。ポップ畑育ちならではの、どことなく亜流なジャズ・ヴォーカル・スタイルが魅力なんだよね。
“まばたき”
スウィンギーなギターを弾き鳴らしながら歌うその姿も、情念の深そうなその声も、エキゾチックなルックスも、毒っ気のある歌詞も、パパ的にかなりそそられるものがあるdorlis。昨年発表されたメジャー・ファースト・アルバム『swi-ngin' street 2』(ビクター)のなかから、ジャジーで夏向けなナンバーを。
“サマータイム”
SPEED解散後も充実のソロ活動を展開していたhiroだけど、Coco d'Orとして発表した2005年のアルバム『Coco d'Or』(SO-NIC GROOVE)は、現代版ブロッサム・ディアリーとでも呼びたくなるチャーミングさがあるよね。そういやあ、水森亜土も昔、ジャズ・アルバムを出してたよなあ。