『Soul Derby -Complete Vee Jay Recordings 1964/1965』 Vampisoul
ヴィー・ジェイ時代の全音源を収録した編集盤。トラディショナルなゴスペル曲をはじめ、モッズ界隈でも人気が高い“Billy's Bag”まで、教会色丸出しのグルーヴィー&ブルージーなインストが楽しめる。
(林)
『That's The Way God Planned It』 Apple(1969)
ジョージ・ハリソン制作の表題曲で知られるアップル移籍作。エリック・クラプトンやキース・リチャーズも参加。レイ・チャールズ制作のボーナス・トラック“As I Get Older”(ビリーとスライの共作)もいい。
(出嶌)
『Encouraging Words』 Apple(1970)
ジョージ・ハリソンと共同制作したアップルからの2作目。ゴスペルの神聖さとロックンロールの躍動感が絶妙にマッチした作品で、レイ・チャールズからの影響も窺える。“My Sweet Lord”のビリー版はさすがに黒い!
(林)
『Kids & Me』 A&M(1974)
大ヒット“Nothing From Nothing”を含むA&M時代の代表作で、デイヴィッドT・ウォーカーやブラザーズ・ジョンソンのサポートを受けてポップにハジける。ジョー・コッカーが後に取り上げた“You Are So Beautiful”も収録。
(林)
『Live European Tour』 A&M(1974)
ストーンズ公演の前座となる73年のライヴの模様を収録。A&M時代のヒットを中心にビートルズやレイ・チャールズの曲も取り上げ、数種の鍵盤を操りながらワイルドに燃える。ストーンズのミック・テイラーがギターで参加。
(林)
『Ultimate Collections』 Universal
未CD化アルバムも多いA&M~モータウン時代の楽曲をザッと聴けるベスト盤。全米チャートを制した“Will It Go Round In Circles”から、シリータとのデュエット、サントラへの提供曲まで、歌い手としての魅力が楽しめるド定盤!
(出嶌)
『Music From My Heart』 MCG(2001)
これが最後のオリジナル・アルバム。ほぼすべての演奏を自身が担ったゴスペル作品で、円熟した歌声が実に穏やか。クワイアを従えて朗々と歌い上げる“Father Forgive Him”の感動的な展開に思わず涙が……。
(出嶌)