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第3回 ─ 〈ROCK IN JAPAN FES.2006〉予習ディスク・ガイド

第3回 ─ 〈ROCK IN JAPAN FES.2006〉予習ディスク・ガイド(2)

連載
オレらの 夏 フ ェ ス 予習・復習帳 06
公開
2006/07/27   19:00
更新
2006/08/10   23:16
テキスト
文/bounce.com編集部

8月5日(土)に出演するアーティストの作品群

ELLEGARDEN
『Space Sonic』
(2005)

  ELLEGARDENのニュー・シングルは、胸をサクッと貫く凛とした美しい北風のよう。この季節に聴くには切なすぎるエモーショナルな3曲入り。いままで元気な作品が続いてたのでちょっと戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、静かに、でも激しく感情を剥き出しにした、まるでみずからの肉体や精神を切り取って配っているかのようなこの一枚に夢中にならずにはいられないはず。痛みすら感じるほどにリアル。(たけい まき bounce 2006年01-02月合併号掲載)

スピッツ
『スーベニア』
(2004)

  2002~2003年にかけて行われた長きに渡るホール・ツアーの反動/成果を、〈弾き語りでも成立する楽曲に臨場感溢れるライヴリーなバンド・サウンドで肉付けする〉という作業に凝縮した本作。彼らなりのディスコ・パンク・チューン“甘ったれクリーチャー”、初期エルヴィス・コステロを彷彿とさせる“テイタム・オニール”、はたまた80年代初頭の香りが漂うレゲエ・チューン“自転車”……そうした楽曲は相変わらずキャッチーであるし、肌触りこそ柔らかいが、しかし、奇妙に捻れてもいて、彼らなりのニューウェイヴ再解釈が実践されている。結成17年目を迎えてなお、彼らが高いモチベーションを維持し、日本の音楽シーンにおいて第一線に立ち続けることができているのは、リスナー的感性をアップデートしつつ、それをきっちり曲に反映させているからであるということがよくわかる、堂々たる一枚だ。
(小野田 雄 bounce 2005年01-02月合併号掲載)

Cocco
『ザンサイアン』
(2006)

  5年の歳月を経て蘇ったCoccoによる最新アルバム。デビュー曲“カウントダウン”を聴いたときのあの昂揚感、衝撃を思い出さずにいられない深い情念を放つ“暗黙情事”は、長年のファンから嬉しい悲鳴が上がること必至。ほかにもウッド・ベースとホーン隊が生み出す極上グルーヴと絡み合う、エロティックな歌声が堪らない“Swinging night”など、陰と陽の絶妙なコントラストが織り成す濃密な世界観に、ただただ脱帽……!(前波さやか bounce 2006年7月号掲載)

the band apart
『quake and brook』
(2005)

  鮮烈だった前作から1年8か月。このセカンド・アルバムは、楽曲が求めるままに、よりディープなレヴェルで攻撃性とスマートさを共存させた一枚となった。複雑な和音が躍るコードワークにも精密かつ強靭なリズムがいっそう冴え渡っている。あらゆるジャンルを呑み込んで血肉化させ、異質のポップさを剥き出しにしたメロディーラインとアレンジは、限りなく異端で美しい。まさに驚愕のクォリティー、天才音楽集団かくあるべきか。(鬼頭 隆生 bounce 2005年5月号掲載)

HAWAIIAN6
『BEGINNINGS』
(2005)

  怒濤の泣きメロが炸裂するHAWAIIAN6の、約2年ぶりのリリースとなるセカンド・アルバム。もちろん今作も身悶えするほど泣きまくりなのだが、さらに恐ろしいことにメロディーの号泣度が破壊的にレヴェルアップ。すでに切ないとかキュンとくるとかいう次元ではなく、涙と鼻水で溺れ死ぬという域に到達である。また、〈泣き=陰〉に相対する陽のナンバーも激しく痛快度を増し、両極のギャップがまた作品全体に大きな波とうねりをもたらしている。加えて、特筆すべきは今回セルフ・プロデュースに挑戦したこと。年間100本を超えるライヴを身上とするだけに、非常に臨場感あるサウンド・ワークがとられており、気合いと情熱のこもった歌と演奏は荒っぽくも男らしく、肉感的で力強い。優れたメロディー、ハーモニー、アンサンブルが高速展開する特濃盤。エッシャーの〈無限回廊〉をモチーフにしたジャケも秀逸
。(中込 智子 bounce 2005年8月号掲載)

BENNIE K
『Japana-rhythm』
(2005)

  先行シングル“Dreamland”でさらに突き抜けたシンガー&ラッパー女子2人組の新作は、四季をテーマにしたコンセプチュアルな作品。春から冬に流れていく構成ながら、バングラ調からヴォコーダー使いのファンク風、スパニッシュ・ギターをフィーチャーした哀愁ナンバーなど、次々に賑やかなアイデアが飛び出していく。歌とラップの美麗なハーモニーがそんなトラック群に華やかさを加えて……向かうところ敵ナシ。(内田 暁男 bounce 2005年11月号掲載)

ASPARAGUS
『KAPPA II 』
(2004)

  メランコリックなホモサピエンス、ASPARAGUSが自身のレーベルからセカンドを、PIZZA OF DEATHからサード・アルバムを同発! ライヴでお馴染みの曲から初の日本語詞、ベースの山下潤一郎が書いた曲……と豊富なアレンジでレヴェルの高さを印象づけるメロウな曲がギュンと詰まってます。〈I〉の“BEGINNING”で始まり〈II〉の“ENDING”で終わる、前作を遙かに越えた2枚22曲。コレを聴かずして彼らを語るべからず!(樋口 由生子 bounce 2004年7月号掲載)

YOUR SONG IS GOOD×BEAT CRUSADERS
『BOOOOTSY』
(2006)

  コラボ曲に各々の新曲、相互バンドのカヴァー曲を収録したミニ・アルバムは、〈スプリット〉のもたらす化学反応の好例だ。ビークルのメロディックなパンク・サウンドと邂逅したユアソンのオルガンやトロンボーンは、往年のスウェディッシュ・ポップに通じる抜けを見せる。ファンキーなカリプソ、ジャイヴ・ミュージックの手触りがヤケクソ気味の大団円感を演出する最終曲が白眉です。(内田 暁男 bounce 2006年5月号掲載)

hare-brained unity
『光-HIKARI-』
(2004)

  ソリッドなサウンドメイクを武器にライヴハウス界隈を騒がせている4人組。フロントマン布谷吉崇の精悍な表情から放たれる、澄み渡る声質と真っ直ぐな歌が飛び込んでくる。真摯なソングライティングと拮抗するトリッキーなバンドのサウンドは、適度にエクスペリメンタル。カッティングエッジな雰囲気と親しみやすさを共有することで、独特の色気を生んでいる。異端=〈hare-brained〉というからにはさらなる破綻に期待したいぞ。(駒井 憲嗣 bounce 2004年9月号掲載)

音速ライン
『風景描写』
(2005)

  満を持して、と言うべきか。メジャー・デビュー曲“スワロー”をはじめとするシングル3曲に、書き下ろしの新曲群、インディー時代の代表曲の新録も合わせた初アルバム。疾走感溢れるギター・サウンドと、叙情と和的情緒を紡ぎ出す繊細なメロディーは音速ラインの真骨頂であり、そこには淡くも忘れがたい、眩いばかりの光彩を放つさまざまな風景が立ち上る。ストリングスの導入など、よりポップ然とした佇まいも新鮮。(山崎 聡美 bounce 2005年12月号掲載)

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