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第55回 ─ ブラジリアン・サマー・ブリーズ

第55回 ─ ブラジリアン・サマー・ブリーズ(2)

連載
Discographic  
公開
2006/07/27   21:00
ソース
『bounce』 278号(2006/7/25)
テキスト
文/佐々木 俊広、出嶌 孝次、仲村 美夏

『Samba Goal』 Universal Brazil(2006)

  ブラジル代表/バルセロナFC所属のロナウジーニョさんが選んだブラジル音楽界のセレソン勢揃いコンピ。間が悪いとかは言いっこなし! ご本人のイケる歌を筆頭に、カエターノやジルベルト・ジルらの定番が並び、なぜかレゲトンのウィッシン&ヤンデルまで登場する、夏本番コンピです!!(出嶌)

DJ PATIFE 『Na Estrada』 Trama(2006)

  ブラジリアン・ドラムンベースの筆頭格がようやく放ったオリジナル・アルバムにして、この夏の本命! メロウなヴァイブすら湛えたメロディアスなトラックに全身はトロトロ。マリーザ・モンチ“Diariamente”、スティーヴィー・ワンダー“Overjoyed”の2大カヴァーも必聴ですよ。(出嶌)

『Veronica Costa Apresenta Equipe Glamourosa』 Veronica Costa(2006)


  グラマラスなバイリ・ファンキDJのヴェロニア・コスタ様の痛快なミックスCD。ありがちなファンキ盤とは一線を画するスポーティーな現場ノリの仕上がりに惚れる! 汗とかがダラダラ出る激しい夏の恋に打ってつけのパーティー盤!(出嶌)

『World Cup Of Drum&Bass vol.1』 FENOMENO(2006)

  こんな便乗タイトルに反して中身は粒揃い!! ドラマジックの“Sambarock”、DJマーキー&XRS“Moments Of Lust”のMAKOTOリミックス、XRSのソロ曲、そしてフェルナンダ・ポルトらによるジョビン・カヴァーなど、ここではブラジルが優勝!(出嶌)

『Rio Funk』 Irma(2005)

  涼しげなジャケですが、中身はバイリ・ファンキなのでご注意を! コドモなのか早回しなのかわからんラップがエグ~いシンディ・オハナの“Chupetinha”を筆頭に、過剰なヴァイブがドクドク溢れてます。暑い日には辛いモノを喰ったほうが身体にいいってこと!(出嶌)

MUSTAFA 『De Paris Ao Vidigal』 Staff(2005)

  サンパウロ在住のクリエイター、ムスタファの初アルバム。もともと、70'sソウルやジャズ・ファンク専門のDJだっただけあって、ブレイクビーツとウワモノ使いのバランス感覚はとってもキャッチー! ソウルフルな男女ヴォーカルの使い分けも憎いほどにハマってるね!!(佐々木)

RIOVOLT 『Sunshine Suite』 aperitivo(2006)

  カレイドスコーピオと共同ミックスした〈aperitivo sessions〉で名を上げたドイツ人クリエイター、リオヴォルトの最新作! 洗練を極めた手腕で爽快なブラジリアン・ハウス~ボッサ・ブレイクスを編み上げ、リリアン(スーコ103)らの美声を巧みにあしらった作りはズルい、けど最高!(仲村)

『Gilles Peterson Back In Brazil』 Ether(2006)

  何でもかんでも推薦しすぎ!?の素敵な選曲家が、ブラジル掘りへご帰還! 70年代の本場モノを中心にしたDisc-1、バグズ・イン・ジ・アティックやルイシート・キンテーロなど近年の欧米モノをまとめたDisc-2という2枚組。バイレ・パンク野郎ことエドゥKを選んでるのも流石!(出嶌)