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第1回 ─ PROGRESSIVE ROCK

第1回 ─ PROGRESSIVE ROCK(2)

連載
Di(s)ctionary
公開
2006/03/16   22:00
更新
2006/03/30   18:10
ソース
『bounce』 273号(2006/2/25)
テキスト
文/冨田 明宏

Ⅱそれでは実際に聴いてみよう!

KING CRIMSON『In The Court Of The Crimson King』 Dgm(1969)

 今作を未聴な人を心から羨ましく思う。だってこれを初めて聴いた時の衝撃と感動がアナタを待っているのだから! ロバート・フリップ率いる若き5人の天才が織り成す超へヴィーで神秘的な革命の調べ。真のプログレとして永遠に聴き継がれる歴史的名盤。

PINK FLOYD『Atom Heart Mother』 EMI(1970)

  アート集団、ヒプノシスが手掛けた〈牛ジャケ〉があまりにも有名な本作。〈原子〉〈心〉〈母〉をテーマにした組曲形式のタイトル曲はジャズやクラシック、現代音楽の要素を巧みにまとめ上げた彼らの代表曲だ。70年代にもっとも成功した超巨大バンドのひとつである。

YES『Fragile』 Atlantic(1972)

  〈キーボードの魔術師〉ことリック・ウェイクマンの加入により、最強の編成となった超テクニカル・バンドの代表作(邦題は〈こわれもの〉)。映画「バッファロー'66」でお馴染みの名曲“Heart Of Sunrise”のように攻撃的な展開の楽曲も収録されているので、初心者にオススメ。

EMERSON LAKE & PALMER『Brain Aalad Surger』 Rhino(1973)

  ナイスのキース・エマーソン、キング・クリムゾンのグレッグ・レイク、アトミック・ルースターのカール・パーマーというバカテク・トリオの狂気が駆け巡る恐怖の名盤。今作にハマったが最後、アナタもプログレの無限回廊をひたひたひた……。

GENESIS『Foxtrot』 Virgin(1972)

  鬼才ピーター・ガブリエルのシアトリカルな歌唱法、フィル・コリンズの流麗なドラミング、ライト・ハンド奏法の発明者であるスティーヴ・ハケットのギター・ソロなど、聴きどころたっぷり。イタリアをはじめ、ユーロ・プログレに多大な影響を与えた忘れ難い名盤だ。

THE SOFT MACHINE『The Soft Machine』 One Way(1968)

  カンタベリーの伝説的バンド、ワイルド・フラワーズを母体とし、初期はケヴィン・エアーズも在籍していたソフト・マシーンのファースト・アルバム。若い実験精神とサイケ感覚が漲り、後のジャズ志向とはまた違うポップで前衛的なサウンドを聴かせてくれる。

GONG『You』 Virgin(1974)

  ドラッグ問題でイギリスに住めなくなったデヴィッド・アレンが、ソフト・マシーンを脱退してパリで結成したのがゴングだ。ジャズに裏打ちされた強力無比なグルーヴとスペイシーなサウンドは、トランスの元祖とも言える。スイッチを入れた瞬間に脳みそがブッ飛ばされるので、覚悟するように!

U.K.『U.K.』 EG(1978)

  パンク・ロックの登場で、瞬く間に窮地に立たされてしまったプログレ・シーンを救うべく立ち上がった憂国の四銃士! それぞれが超一級のプログレ・バンドで活躍したというテクニックを生かして、恐ろしいほどの完成度を誇る作品を創造した。まさに鬼気迫る演奏の数々である。

PFM『l'lsola Di Niente』 BMG(1974)

  イタリアのみならずユーロ・プログレを代表するといっても過言ではない、まさに超大物の代表作。地中海の美しさと情熱的でアグレッシヴなお国柄がそのまま反映されたかのような歌唱法や演奏の数々に、かのグレッグ・レイクも驚嘆したのだとか。

NEW TROLLS『Concert Grosso Per 1』 Wea(1971)

  これを初めて聴いた時の驚きといったら! 退廃的で美しいバロック・オーケストラとロックの融合は、クラシック音楽の先進国、イタリアならでは! 続くロック・パートでは耳を疑うほどの暴力的なオルガンとギターの波状攻撃が待っている。なんと今年4月には初来日だ!

CAN『Future Days』 Spoon(1973)

  その影響はBOREDOMSからレディオヘッド、デトロイト・テクノ勢にまで及び、現代音楽史を語るうえで絶対に外すことのできない偉大なる巨人である。トライバルな反復グルーヴと数々の前衛的なアプローチが有機的に結合し、時代を超越した存在感を放ち続けている。

DREAM THEATER『Images And Words』 Atco(1992)

  プログレ全盛世代とスラッシュ・メタル世代を繋ぎ、その隙間を凄まじい技で完璧に埋める存在、それがドリーム・シアターだ。壮絶で複雑怪奇な変拍子と常軌を逸した演奏力で聴くものを戦慄させる。従来の技巧派の流れを汲んだプログレッシヴ・メタルの優等生。

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