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第72回 ─ 噂の8耐イヴェント〈nbsa+×÷〉に登場する精鋭をリレーで紹介!!

第72回 ─ 噂の8耐イヴェント〈nbsa+×÷〉に登場する精鋭をリレーで紹介!!(3)

連載
360°
公開
2005/10/06   15:00
更新
2005/10/06   16:57
ソース
『bounce』 269号(2005/9/25)

「Q-ILLの話なら時を10年間レイドバックさせなくてはならない。私が98年に初のミックステープ『足元よし』をストリートにばら蒔いた頃、彼の“秋風”などが収録された音源を初めて耳にした。ラップにはシュールな刹那と都会の混沌が散りばめてあり、確実な意志と意識を感じることができた。当事から互いに名前は聞いていたが、双方の若気の至りもあり、密に繋がるのは後年のこと。フタを開けてみれば、我らはサウンドを弾き出してシステムに対抗する同志であることに気付いた。同郷の頼れるラッパーであり戦友である」(山仁)

Q-ILL
96年頃より町田でマイクを握るようになり、99年より現在率いるバンド=diyTokionの面々と活動を共にしはじめる。〈BBOY PARK〉のMCバトルで評価を高める一方、バンド・スタイルのライヴをこなし、2002年に初のアルバム『OUT OF COSMOS IN THE BRAIN』をリリース。最新作はFUNKY MICやcro-magnonも参加した2005年のセカンド・アルバム『東京AVANT-GARDE』(DELPHONIC)。

「Q-ILL率いるdiyTokionの本質を理解して、初めての地方遠征に導いてくれたキーマンたち。どんどん色濃く独自のスタンスを貫いていくバランスの取れた3本マイク。BASI、サッコン、FUNKY MIC、クーマ、SHYOU、Okeh、林未来彦――粒揃いのいい奴ら。これからもお互い高め合っていこう」(Q-ILL)

韻シスト
BASI(MC)、サッコン(MC)、FUNKY MIC(MC)、クーマ(ドラムス)、SHYOU(ベース)、Okeh(ギター)、林未来彦(サックス/フルート)の7人によるヒップホップ・バンド。98年に結成され、2003年より現メンバーで活動開始。同年に3枚目のミニ・アルバム『Hereee we go』でメジャー・デビュー。その後もコンスタントにリリースを続け、このたび初のフル・アルバム『Globalスピーカー』(エピック)をリリースしたばかり。BAGDAD CAFE THE trench townのメンバーも参加!

「〈自分がいままで観たジャズのライヴ・パフォーマンスのどれにも当てはまらない〉、SOILのライヴを観ればきっと誰しもそう感じるだろう。野性的なステージは常に熱気を帯び、サックスとトランペットが獣のようにオーディエンスを圧倒する。それを巧みに操るクールな社長(アジテーター)はSOILワールドへの案内人であり、ピアノ、ベース、ドラムがバンドを最高潮に持ってゆく。彼らの爆音ジャズを体感せよ!」(サッコン)

SOIL &“PIMP”SESSIONS
タブゾンビ(トランペット)、社長(アジテーター)、元晴(サックス)、丈青(キーボード)、ミドリン(ドラムス)、秋田ゴールドマン(ベース)の6人による〈デス・ジャズ〉バンド。2004年にミニ・アルバム『PIMPIN'』でメジャー・デビュー。今年は春に初のフル・アルバム『PIMP MASTER』を、7月にミニ・アルバム『Summer Goddess』(ビクター)を連発するなど絶好調! 8月のロンドン公演も好評で、来春には全欧デビューも決定!

「純平さんとの出会いは7年ぐらい前に遡る。たまたま立ち寄ったライヴで偶然歌声を耳にした。そして気付いたら、楽屋で〈オレをバンドに入れて下さい〉と言っていた。以降最近までEVIL VIBRATIONSに在籍させてもらっている。トランペットという楽器は音をイメージしながら吹くことがとても重要だ。時として私は純平さんの声をイメージすることがある。とても太くてセクシーなサウンドだ。彼の歌声に聴き惚れるあまり、私はライヴ中に自分のソロを吹き忘れることさえある。まずは彼の歌声に触れてみてくれ。それから話そう……」(タブゾンビ)

椎名純平
2000年にシングル“世界”でメジャー・デビューを果たしたソウル・シンガー。EVIL VIBRATIONSを率いてのライヴや独特の歌世界で注目を集め、翌年のファースト・アルバム『椎名純平』を皮切りに3枚のアルバムをリリース。DEV LARGEや椎名林檎とのコラボでも注目を集めた。近作は新曲も収録したベスト・アルバム『Rhodes to Freedom』(ソニー)。レーベルを移籍しての新作も年内にリリースされる予定。

「僕はラテン音楽をあまり知らないけれど、copa salvoの音楽は大好きです。ライヴも最高です。演奏は凄く熱いのだけれどどこか飄々としていて、オシャレだけど妙にオトコ臭くて……といった相反する要素がゴッタ煮になっています。メンバーの人柄が凄く気になります。そう、気になるんですよ。だけど僕は人見知りなのでまだあまり話せてないんです。もっと仲良くしたいなぁ……。プリーズ!」(椎名純平)

copa salvo
小林博憲(ベース)、小西英理(ピアノ/ピアニカ)、増田忠祥(ヴォーカル/ギター)、佐藤陽(パーカッション)、PYON中島(パーカッション)、ピーチ岩崎(ドラムス/パーカッション)の6人組。2000年4月に結成。ラテンをベースに、ボサノヴァ、アフリカ音楽、レゲエなどを吸収したサウンドで注目を集めている。現時点での最新アルバムは2004年末にリリースした通算4作目『LOVELETTER FROM FAR EAST』(plants/RD)。メンバー個々の活躍もお馴染みのはず!

「深夜2時前、ミッドナイトBAGを聴きながら、友と焼肉中。迫るMAIちゃんの“Everything”! ビール色の唄に勇気づけられ、初めてジャマイカのロック・レゲエを聴いた頃を思い出してニコニコ。彼らの仲の良さが『Movin' on』から伝わってくる。素晴らしい。ビューティフル! Jap RASTA Vibe! いつものちっちゃい壁を破ったBAG。その前向きMind、しっかり受け止めました」(PYON中島)

BAGDAD CAFE THE trench town
MAI(ヴォーカル)、WHAT'S UP Raita(ギター)、mura(ギター)、Mountain(ベース)、TICO ARAI(ドラムス)、Big MOM(コーラス)、Run(コーラス)、MICHAEL★PUNCH(パーカッション)、IWAI LONG SELLER(オルガン)、UME(トロンボーン)、Mr. SOULMAN(サックス)の11人から成る浪速のソウル・ロッカーズ! 2003年に『Love sunset』でデビューし、今夏にシングル“Everything”でメジャー・デビュー、それに続くサード・アルバム『Movin' on』(ビクター)をリリースしたばかり。