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第44回 ─ アシッド・トラックス

第44回 ─ アシッド・トラックス(2)

連載
Discographic  
公開
2005/07/14   16:00
ソース
『bounce』 266号(2005/6/25)
テキスト
文/青木 正之、石田 靖博、リョウ 原田

VARIOUS ARTISTS
『Acid Classics』
 Trax/Casablanca 
ラリー・シャーマンによって85年に設立されたシカゴのレーベル、トラックス。ハウスの基礎を作ったレーベルとして非常に重要ですが、初期アシッド・ハウスの宝庫であることも言わずもがな。この作品ではそのレーベルが持つカタログから名立たるクラシックスをチョイス。トップを切るのはもちろん、DJピエールを中心としたプロジェクト=フューチャーの大名曲であり、トラックス作品中でも屈指の名曲となった“Acid Trax”! さらにアシッド・ハウス・シーンの最重要人物だったアドニスの“Two The Max”、ファーリー・ジャックマスター・ファンク“The Acid Life”など全13曲をデジタル・リマスターで収録。名作の多いレーベルだけに代表曲をすべて網羅とはいきませんが、この目眩くビキビキ&ウニョウニョの連続にはもう卒倒寸前! (青木)


808 STATE
『Newbuild』 
Creed/Rephlex(1988)
名機TR-808をグループ名の由来とする808ステイト。自身のレーベルからリリースされた彼らのファースト・アルバムにしてUK初のアシッド・ハウス作品がこれだ。この後に訪れる〈セカンド・サマー・オブ・ラヴ〉ムーヴメントやエイフェックス・トゥインなどに多大な影響を与えたテクノ史に残る重要作。現在はそのエイフェックスが主宰するリフレックスからリイシューされている。なお、このアルバムの前段階にあたる音源を集めたお宝発掘盤『Prebuild』も昨年リリースされた。(石田)

ARMANDO
『Trax Classix』
 Trax/Casablanca 
“Welcome To Warehouse”なんて、まんま地元クラブ・アンセムまで作ってる故アルマンド・ギャロップは、初期ハウスの天才グルーヴ職人のひとり。“Land Of Confusion”のスカスカ具合にアシッド・ハウスの神秘が窺える!? (原田)


A GUY CALLED GERALD
『Hot Lemonade』
 Rham!(1988)
UKのアシッド・ハウス・ムーヴメントの立役者、ア・ガイ・コールド・ジェラルド! 808ステイト脱退後、ソロ活動に転身してから放った歴史的大名曲であり、最高のアシッド・アンセム“Voodoo Ray”の衝撃はいまだ消えず。レイヴ・カルチャーを語るうえでも重要! (青木)

PRIMAL SCREAM
『Screamadelica』
 Creation(1991)
プライマル・スクリームが突如生み出した最高傑作にして、UKのアシッド・ハウス人気が生んだ最大の収穫=アンディ・ウェザオールの名声を不動のものとした一枚。同時にロックとクラブ・シーンを繋ぐ史上最大の架け橋となった。“Loaded”“Come Together”“Higher Than The Sun”“Don't Fight It, Feel It”……と、神懸かった不滅の楽曲揃い!!(石田)

FELIX DA HOUSECAT
『Metropolis Present Day? Thee Album!』
 Radikal Fear(1995)
いまやエレクトロ・ディスコの元締めな位置に収まってる家猫も、実はDJピエールを師匠とするアシッド~シカゴ・ハウスの正統派。アシッド・リヴァイヴァル総本山のゲリラから作品をリリースしたり、アフロヘッド名義で直球のワイルド・ピッチを演ったりしてます。(石田)

CAUSTIC WINDOW
『Compilation』 
Rephlex 
「夕方からのアシッドは日課」なんてうそぶくリチャードD・ジェイムズのアシッド感が大爆発したこの名義、TB-303の形(裏はTR-606)の限定ピクチャー盤を出してたって事実もアシッド・ハウスの影響を物語る。この名義では電気グルーヴもカヴァーした“Popcorn”もアシッド漬け。 (石田)

DANIEL BELL
『Bleep, Blurp, Blip : Music Of Daniel Bell』
 Logistic 
リッチー・ホウティンがスカスカのミニマル路線に進むきっかけを作ったといえるダニエル・ベル初期の名曲を集めた編集盤。スリージーDの“I've Losing Control”を元ネタにした大ヒット曲“Losing Control”や“Bleep”などシカゴ・アシッドを徹底的にミニマル化した楽曲だらけ!  (青木)

RICHIE HAWTIN
『Selections 1990-2000』
 Hardware 
アシッドを復活させたのはハードフロアだが、深化させたのはこの人。このベスト盤にはハード・アシッドの極北であるサーキット・ブレイカーの“Overkill”、アシッドを昇華させて前人未踏の域に達したプラスティックマン(特に純リズムの結晶“Spastik”!)など……ちょっと凄すぎ。(石田)

VARIOUS ARTISTS
『Depth Charge 2』
 Submerge(1995)
UR総帥のマッド・マイクが303と909を駆使した激アシッドなEP『Acid Rain』からの“Acid Fog”を収録。この頃のマイクは303を偏愛して、「303はギターと同じぐらいの発明だ」との発言も残している。当時のURらしいハードっぷりにフロア受けも良し。ちなみにタイトルはデトロイト名物の酸性雨から。 (石田)

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