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第42回 ─ 70年代ブラック・ムーヴィー

70年代は音楽映画も熱かった!!

連載
Discographic  
公開
2005/04/07   10:00
更新
2005/04/07   18:27
ソース
『bounce』 263号(2005/3/25)
テキスト
文/林 剛

 映画「永遠のモータウン」効果か(?)、70年代の黒人音楽映画の再評価が進みつつあるようだ。今回、特別編集盤が日本で初のDVD化となる「ワッツタックス」(LAの黒人居住区〈ワッツ〉+名門ソウル・レーベル〈スタックス〉の造語)もそのうちのひとつ。72年8月にLAコロシアムで行われた野外コンサートのシーンを核に、リチャード・プライヤーのコメディー・トークなどを織り交ぜながらアフロなノリで展開していくドキュメンタリー映画だ。ライヴ会場には、ステイプル・シンガーズ、ルーファス・トーマス、バーケイズ、アイザック・ヘイズなど、当時のスタックス勢が結集。失神者まで出てしまうエモーションズの教会熱唱シーンなども含め、それはもう劇的な場面が続く。

 また同様の音楽映画で、71年3月にガーナ独立14周年を記念して行われた14時間ライヴの模様を記録した「ソウル・トゥ・ソウル」もDVD化! こちらもウィルソン・ピケットやアイク&ティナ・ターナーらによる熱演シーンを中心に、アフリカン・ルーツを再認識させる仕立てだ。〈ソウルフル〉とは何か……が知りたければ、まずはこの2作品を観てほしい。
▼文中に登場したDVDを紹介。