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第41回 ─ ジミー・スミス・チルドレン

あんな人こんな人もジミー・ラヴァー!? その2

連載
Discographic  
公開
2005/03/31   10:00
更新
2005/04/01   13:56
ソース
『bounce』 263号(2005/3/25)
テキスト
文/石田 英稔、佐藤 ともえ、ダイサク・ジョビン、本橋 卓

AL KOOPER 『Naked Songs』 ソニー(1972)
ボブ・ディランの名曲“Like A Rolling Stone”のセッションで、たまたま弾いたハモンド・オルガンが絶賛されたアル・クーパー。“Jolie”でのリフを挙げるまでもなく、彼の鍵盤は常にシンプルかつ情熱的。でもって、ダンディーな佇まいがジミー・チルドレン。(本橋)

MICHAEL JACKSON 『Bad』 Epic(1987)
言わずと知れたキング・オブ・ポップのモンスター・ヒット作。あまりにも有名すぎるのにいつ聴いてもカッコいい理由のひとつは、神懸かったマイケルはもちろん、タイトル曲の打ち込みビート上で唸るジミー・スミスのハモンドB-3にもあるはず。(佐藤)

MEDESKI, MARTIN & WOOD 『It's A Jungle In Here』 Gramavision/Ryko(1993)
新世代オルガン・コンボ、ソウライヴと人気を二分する実力派=メデスキ、マーチン&ウッド。ジミーはもちろんのこと、ボブ・マーリーやキング・サニー・アデまでを同じ土俵に上げちゃう柔軟さがハンパなくクールで妙!(本橋)

BEASTIE BOYS Ill 『Communication』 Grand Royal/Capitol(1994)
同名曲カヴァーともいえるジミー“Root Down”のサンプリングをはじめ、自由奔放でやんちゃなセンスが縦横無尽に炸裂する彼ら。メーターが振り切れそうなラップもマニー・マークのキーボードもすべてにおいて独自のファンク魂が宿ってます。(佐藤)

PAUL WELLER 『Stanley Road』 London/Go Discs(1995)
ソロ最高傑作として名高い名盤。ノエル・ギャラガー、スティーヴ・ウィンウッドなどのゲスト陣もさることながら、ハモンドもこなすポールの多才ぶりに脱帽。プレイへの影響は希薄ながら、ジミーが彼のアイドルの一人であることは間違いない。(石田)

TUCKER 『TUCKER IS COMING』 BANGPAK(2003)
ハモンドの甥的存在(?)のYAMAHA C-301エレクトーン&プリセットのリズム・マシーンとそのほか諸々を投入/駆使し、ヒップホップの文脈でエキゾチカとヘヴィメタルをごちゃ混ぜにした感じ? レトロさと新しさを備えた〈モンドさ〉でも繋がる。(本橋)