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第10回 ─ 〈METAMORPHOSE 2004〉予習ディスク・ガイド

第10回 ─ 〈METAMORPHOSE 2004〉予習ディスク・ガイド(3)

連載
オレらの 夏 フ ェ ス 予習・復習帳 04
公開
2004/08/19   06:00
更新
2004/09/24   19:54
テキスト
文/bounce.com編集部

今年は〈!K7〉ステージにも大期待!

〈METAMORPHOSE 2004〉の目玉の一つはなんといっても、ドイツ発の良質インディペンデント・レーベル〈!K7〉の特設ステージ。91年にベルリンにて設立され、初期はテクノ系のDJミックス・シリーズ〈X-MIX〉を手がけていたこのレーベル。その後のハーバード、ヴィクター・デュプレー、チキン・リップス、ファイヴ・ディーズなどジャンルを跨ぎ才能あるアーティストたちと契約してきた過程は、ハード・テクノ、トリップ・ホップ、アンビエントを指向していたスタート当初の〈METAMORPHOSE〉がそのクールなブッキング・センスを曲げずに、年々幅を広げてきた姿勢にかなり近いかもしれません。

〈!K7〉の詳細はこちらの特集をご覧いただくとして、当日ステージに登場するアーティストは……ビョークの度肝を抜いたビート・チョップの鬼ファンク・ストラング、ハーバート・サウンドを支える歌姫にして自らのアルバム『Likes...』も好評価を得たダニ・シシリアーノ、フィラデルフィアからウエスト・ロンドンまでを横断するアーバン・ソウル才人ヴィクター・デュプレー、ビート魔術師ファット・ジョン率いるファイヴ・ディーズ、ニュー・ウェイヴとケルン流儀のテクノ・サウンドの折衷がユニークな英国人3人組スウェイザクなどなどが登場。日本からは『NEW AWAKING』の評価が海外まで飛び火したDJ MITSU THE BEATS、こちらもビート才人AZZURRO&ハシムBによるILL SUONOなどが参戦。このコアな顔ぶれは世界中のレイヴを探してもないかも!!

▼文中に登場したアーティストの作品を一部ご紹介