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第2回 ─ 微笑みの国からきたロックシンガー!? タイの国民的歌姫パーミーが遂に日本上陸!

第2回 ─ 微笑みの国からきたロックシンガー!? タイの国民的歌姫パーミーが遂に日本上陸!(2)

連載
Enter The A-POP-アジアン・ポップスへの道
公開
2004/07/15   15:00
更新
2004/07/15   16:45
ソース
『bounce』 222号(2001/6/25)
テキスト
文/久保内 信行

タイの歌姫、パーミー。来日ライブ&直撃インタビュー!

タイで絶大な人気を誇るアーティスト、パーミー。ダイナミックなライブ・アクトとキュートなルックスで、タイの若者たちのカリスマになっている。そんなパーミーが今回、初来日ライブを決行した。二時間以上に及ぶライブで当日の観客は大熱狂! その手ごたえを本人に直撃インタビューしてみた。


――渋谷O-Eastのライブは日本・タイの幅広い年齢層の観客が来ていて、1000人を超える大入り! 素晴らしい内容でしたよ!

パーミー「ありがとうございます! 私も始まるまでは日本でのライブは初めての経験で緊張していたんです。タイでは、ライブにスーツで来る人はいないから(笑)、ああ、平日の夜だから多かったの? そんな人も想像よりもずっと盛り上がってくれて。サイコーでしたね」

――私の目の前の人はスーツを脱ぎ捨てて頭上で振ってましたよ(笑)。あと思ったのが日本人の割合が多い! 7割以上がそうだったんじゃないですか。

パーミー「そうかも。ライブの最後にステージにファンをあげて一緒に歌ったり踊ったりしたとき、普段はタイ語で歌うところが、一生懸命『ラララ♪』でレスポンスをしてくれてて。ああ、私のCDを聴いてくれている日本のファンもたくさんいるんだと嬉しくなりましたね」

――最後、ステージに座ったりしながら観客と会話されたり、リクエストを受け付けたり、とても日本で始めてライブをしているとは思えないフレンドリーさでビックリでしたよ(笑)。宇多田ヒカルの“ SAKURAドロップス”を日本語で歌ったり、エヴァネッセンスの“BRING ME TO LIFE”、クランベリーズの“ZOMBIE”のカバーもありで、驚きも多かったです

パーミー「“SAKURAドロップス”は、今回のライブのために練習したので、喜んでもらえてたら嬉しいですね。クランベリーズは私、毎回タイのライブでもやるくらいの大ファンなんですよ。そのせいかは分からないけど、タイではクランベリーズの“ZOMBIE”はすっごく人気があるの(笑)。私も日本のお客さんの反応が予想以上にエキサイティングで、予定を超えてやりすぎて最後にはもうホントに演奏する曲がなくなって。ルークトゥン(タイの歌謡曲・演歌)もやっちゃった(笑)」

――タイでクランベリーズが大ブレイクとは面白いですねぇ! 影響を受けたアーティストというと、他にどんな人たちがいますか?

パーミー「もう本当にいっぱいいますよ。女性のシンガー・ソングライターや、アメリカの80'sのニューウェイヴも好きだし、フィオナ・アップルにアラニス・モリセットとか……。でも、私はただ影響を受けただけじゃなくてオリジナルなものを発信してるってことかな」

――オリジナルといえば、あの“大声で歌いたい”でのキュートなダンス(こちらでプロモ・クリップ視聴可能!)は、タイの伝統的なダンス? それともPalmyのオリジナル? ライブの最後では、日本人のお客さんも全員真似してましたけど(笑)

パーミー「ふふふ! アレはね、オリジナルなんですよ~。タイでも最初『なんだこの変な踊りは?』って話題になっちゃって。私自身はそんなに変じゃない! って思ってたんだけど、実際自分が踊っている映像を見たら……。うん、確かにちょっと変わってると言えなくもないわね(笑)」

――あのダンスは非常にキュートで最高です! 日本デビューを果たされて、これからの活動はどうしていきたいですか? また、英語や日本語で歌を唄う計画とかはないんでしょうか?

パーミー「日本デビューは本当にラッキーなことだし、ライブであんなに日本人が来てくれて盛り上がったのは幸せなことだと思う。本当、皆にはコップンカ~(ありがとう)! 日本語や英語でオリジナル・ソングを唄うのはやっぱり一回やってみないと。タイ語だから伝わるイメージっていうのもあると思うし……。英語はオーストラリアに住んでいたので挑戦しやすいかな。機会があれば挑戦してみたいですね」

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