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第2回 ─ 微笑みの国からきたロックシンガー!? タイの国民的歌姫パーミーが遂に日本上陸!

連載
Enter The A-POP-アジアン・ポップスへの道
公開
2004/07/15   15:00
更新
2004/07/15   16:45
ソース
『bounce』 222号(2001/6/25)
テキスト
文/久保内 信行

現在進行形で刺激的なT-POPSシーンに現れた超特大のスター。それがパーミーだ!

パーミーがやって来た! サパーイ! サパーイ! サパーイ!


Photo:Miyuki Abe

  タイの三大ロックバンドの一つ、〈y not 7〉のメンバーがプロデュースし、2002年の年末にデビューしたパーミーは、まさに今のT-POPの勢いを象徴する〈事件〉だった。フレアスカートにスニーカーを履いたパーミーが、キュートで独特なダンスに圧倒的なステージパフォーマンスでタイ国中を一瞬で虜にしてしまったのだから。デビュー曲の“大声で歌いたい”が爆発的なヒットを記録し、セカンド・アルバム『STAY』発売後は、トップアーティストとしてだけでなく、若者のカリスマとしての影響力も絶大なものがある。まさにタイの新時代の幕開けを告げる歌姫と言い切ってしまいたい。

  彼女はベルギー人とタイ人とのハーフ(タイのアーティストはかなりの割合でハーフなのだが)で、高校大学とオーストラリアで過ごしたためか、彼女の作品のサウンド・アプローチは〈洋楽〉的なエッセンスに溢れたオリジナル性がある。

 たとえばベックに〈アメリカの音楽〉という説明が不要なように、パーミーも、T-POPだから、という説明を必要としない一人の素晴らしいアーティストなのは間違いない。

  この際正直に言っちゃいます。不肖私、完全にファンになってしまいました……。ライブ終了後、関係者用のプレス・パスを胸に貼ったままDVDを買い求めるために物販の列にガッツリ並んで、入手&即開封し中身を確認する始末。でも、取材に来た他の記者もTシャツ買ってイイ顔してましたよ。仕事を忘れて微笑みあったので間違いないっす。

 仮に英語で唄えば余裕で世界市場を席巻できるだろうポテンシャルをビリビリに感じまくりのパーミー! ぜひとも世界を舞台にキュートなダンスで〈大声で歌って〉欲しい! あとついでに、僕デブなんで、キングサイズのTシャツも作ってください。お願いします!