潤んだ瞳の超絶美男子!!
「あの番組に出たことで人生が変わっちゃったよ。次点だったにもかかわらず、世界中で驚異的な成功を収めることができたんだから。まるで誰もが見る夢の世界を生きてるみたいさ」と、〈Pop Idol〉について話すギャレス・ゲイツ。次点とはいえ、優勝のウィル・ヤングとは僅差。しかし、潤んだ瞳がチャーミングなギャレスが圧倒的勝利を収めるだろうというのがもっぱらの下馬評だったのだ。
「番組のおかげで、音楽ビジネスに入り込むのに必要な経験を得ることができた」と謙虚に語るが、若さに似合わぬ実力と典型的アイドルのルックスを併せ持つ彼を世間が放っておくわけはない。デビュー・シングルの“Unchained Melody”は全世界で200万枚を売り上げ、全英チャートで4週連続No.1を記録。ブリトニー・スピアーズやロビー・ウィリアムスに続いてペプシのCMにも起用され、スター街道をばく進中だ。その彼がついに、セカンド・アルバム『Go You Own Way』で日本デビューを飾ることになった。
「このアルバムは2つの異なるサウンドで作られているんだ。“Say It Isn't So”や“Listen To My Heart”のような曲では典型的なギャレス・ゲイツ・サウンド、“Groove With Me”のような曲ではエッジの効いた、よりアーバンなサウンド、という具合にね」。
ポップ・バラードものが得意なシンガーと見られがちだった彼だが、このアルバムでは軽妙なダンス・ポップも巧みにこなし、世界をグッと広げた感がある。小さい頃から聖歌隊で主席を務め、ピアノやドラム、ギターを弾きこなし、作曲も得意というだけに、「このアルバムでは曲も書いているし、アートワークなんかにも僕のインプットが大きくなっているんだ。うん、いつかはアルバムを全曲プロデュースするまでになりたいね」。
オーディション番組でスターになる夢を実現させたギャレス。現在も「音楽好きな少年」ということにまったく変わりはないそうだ。さて、そんな彼がいま、潤んだ瞳をきらめかせながら夢見ているのは?
「次代のエルヴィス・プレスリーになること。世界的に尊敬されるようなアーティストになりたいな」。(沼崎敦子)
GARETH GATES
Go Your Own Way
19／RCA／BMGファンハウス
泣きバラード度 ****
ダンス・ポップ度 **
将来性 **********
ワタシ 太ったら大変! 体調管理よ!!
情オジサン 飼育したい甘えん坊顔だな
