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第32回 ─ 阪神優勝よりすごいぞ! 21年ぶりの新作を引っ提げて、伝説のバンドが復活!!

……そして復活。ふたたび表舞台へと飛び出した外道のニュー・アルバムが到着!

連載
360°
公開
2003/10/09   14:00
更新
2003/10/10   14:57
ソース
『bounce』 247号(2003/9/25)
テキスト
文/桑原 シロー

 外道再始動ぉぉぉ! おまけに新作リリースぉゥ!のニュースは、幻のライヴ音源がてんこもり解禁となり盛り上がってた巷を再びビックラこかせた。全ロック・ファンの視線が注がれるなか、ベスト・タイミングで出た今年の〈フジロック〉のことから、加納秀人(ヴォーカル/ギター)に語っていただこう。

「うれしかったよね! ステージ立ったとき、目の前にバーンと若い子たちが待っててくれて、もう時代なんて関係ないと思ったよね。外人の客もノリノリだった? 俺らが好きな洋楽聴くときの感じ? 多分それと同じなんだろうね。何言ってるかわかんないけど、良けりゃノルっていうさ。昔ハワイでやったときは目の前に10万人ぐらい外人がいて、俺ら全部日本語で歌ったけど、すげぇ盛り上がったからね」(加納)。

 まさしく〈フジロック〉のあの場は興奮の〈フィールド・オブ・外道〉と化していた。そんな勢いを封じ込めた21年ぶりの新作『NO/W』。もう一回言っちゃおう、『NO/W』! ルーズさとタイトさを兼ね備えた最新外道グルーヴが素晴らしいこのアルバムは、母親のビンタよりきつく聴く者の頬を打つだろう。

「これは外道の5枚目として出るはずだったアルバムのサウンドなんだよね。解散しちゃったから出せなかったけど、すでに当時このサウンドを持っていた。と考えると、やっぱ俺たち結構早かったんだよ。レコーディングは怒濤の如くだったね。まず映画の主題歌ほか3曲録ったの。そしたら、ほかにもおもしろいもの作れそうじゃないかと。1日で3曲可能なら、4日で12曲大丈夫でしょ?って話になって(笑)。スリー・ピースで全部録っちゃった」と秀さん。上半身では〈どうもどうも〉と悠長に手を振りながらも全力疾走、そんな外道のカムバック姿だ。今回、2年前に外道門をくぐった松本慎二(ベース)がバンドでのレコーディング初体験となる。

「せーので顔見合わせて演奏したとき〈ゲゲゲ!〉って。この2人から出てくるリズムが、知識や理解を超えちゃう瞬間が何度もあって。30年間ベース弾いてきたけど、わかってたこととかが白紙になった。なんせ30年やってる2人だから、間違えるタイミングまでいっしょ(笑)。アレ?と気付くんだけど、2人はバッチリ合ってて、俺が間違ったことになっちゃう(笑)」(松本)。

 アルバムのテーマは〈絆〉。それを確認し合うかのように、男たちはハードにもつれ合い、戯れあった、と。彼らは若いもんにゃ絶対醸し出せないセクシーな匂いプンプンな音楽を作り上げたのだ。では最後に、ドラムスの良さん(中野良一)に熱い想いをブン投げてもらおう。

「インパクトなんてどうでもいいんだ、俺はよぉ。聴いてる人たちを恍惚にさせる俺たちだけのグルーヴを生み出したいんだよ! わかる? 歌聴いて×××立っちゃうってことじゃないんだよ。俺らが音を鳴らしたら、うわ~って違う世界に飛んじゃうようなものをこれから作りてぇ。これを聴いて、こんなもんだと思ったら大間違いだぞコノヤロー!って言いたいな。まだ、いっちゃうぞ!っていうのが気概としてある。その精神なくして外道なし!」(中野)。

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