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第16回 ─ サーフ・ギター

第16回 ─ サーフ・ギター(2)

連載
Discographic  
公開
2003/07/10   13:00
更新
2003/07/10   16:38
ソース
『bounce』 244号(2003/6/25)
テキスト
文/中 シゲヲ(The Surf Coasters)

DICK DALE & HIS DEL-TONES
『King Of The Surf Guitar:The Best Of』 Rhino
94年に公開された映画「パルプ・フィクション」に“Misirlou”が使用されたことによって、近年ふたたび脚光を浴びたディック・デイル。フェンダー・ストラトキャスターとリヴァーブ・ユニットによるそのウェットなサウンドとシャープなピッキングは、サーフ・ロックはもとより、のちのハード・ロックにも影響を与えた。現在も作品を発表し、ツアーを廻るなど精力的に活動を続ける、まさに〈King Of The Surf Guitar〉なのである。


THE BEACH BOYS
『Instrumental Hits』 東芝EMI
近年では『Pet Sounds』をはじめとする60年代中期~後期作品の評価が高いビーチ・ボーイズだが、もともとはその名のとおり、ディック・デイルのようなサーフィン・サウンドにフォー・フレッシュメンのコーラスを組み合わせようと結成されたガレージ・バンド。そのスタイルで“Surfin' U.S.A”がヒット、ヴォーカル入りサーフ・ミュージックも全米で一大ブームとなる。本作は、彼らのインスト・ナンバーばかりを集めた日本独自のコンピレーション。


THE CHANTAYS
『Pipeline:The Best Of』 MCA
イントロの〈テケテケテケテケ……♪〉が印象的な“Pipeline”(63年全米4位)は、日本だとヴェンチャーズの演奏のほうが有名だが、もともとはサンタ・アナ出身の彼らがオリジナル。その、日本人も共感する哀愁を帯びたメロディーや、リヴァーブのかかったフェンダー・ギターとエレキ・ピアノが絡む、陰鬱で重苦しい雰囲気のサウンドが特徴的。90年代に入ってもオリジナル・メンバーでアルバムを発表し続けている。


THE VENTURES
『Live In Japan '65』 Liberty/1965
まるで夏の風物詩のようなヴェンチャーズが、日本で大ブレイクしたのは、65年の来日時であった。突如エレキ・ギターが爆発的に売れ、子供たちのバンドが日本中に生まれることになる。サーフィンとは直接関係のないバンドだが、“Pipeline”をはじめとするサーフ・インストを日本に普及させたという意味でその功績は計り知れない。このころのヴェンチャーズの演奏はダイナミックでハード・ロック的でもあった。


THE SURFARIS
『Wipe Out:The Best Of』 MCA
63年全米2位の大ヒットとなった“Wipe Out”は、いまやロック・クラシックスの定番。〈電撃ネットワークのテーマ〉は、実はこの曲が元になっている。カラッとした、いかにもカリフォルニア的なサウンドにサックスも加わったパワフルな演奏で人気者となった彼らだが、当時まだ高校生だった。ちなみに、ザ・フーの“The Ox”は、彼らの“Waikiki Run”をモチーフにして作ったといわれている。メンバーは代わっているが現在も活動中。

LINK WARY
『Rumble!:The Best Of』 Rhino
サーフ・インストの原点、さらにはのちのパンク/ガレージ系アーティストの祖として、ディック・デイルとともに語らないわけにはいかないのがリンク・レイ。強力に歪んだ、いかにもヤバイ感じのするギター・サウンドで “Rumble”“Raw-Hide”“Jack The Ripper”といったガレージ・クラシックスを数多く生み出している。現在でもその〈Raw〉なサウンドは健在、革ジャン・ロッカーとして現役である。

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