さまざまなジャンルの音楽好きが、お題をもとに展開するミュージック・エッセイ・コーナー!!
【畠山美由紀 (port of notes)】
シングル「輝く月が照らす夜」も好評な畠山さん。キース・リチャーズを聴いて痺れたように、畠山さんの極上の歌にも痺れました!!現在、セカンド・シングルのレコーディング中。こちらも楽しみです!
このテーマで浮かんできたのが、キース・リチャーズのアルバム『Talk Is Cheap』。私が好きなのは5曲目の「Make No Mistake」かな。リリース当時、キースのソロをリアルタイムで楽しみにしてたんだよなぁ、確か。クレジットを見ると88年の作品だから私が16歳の時だ。私の実家周辺(気仙沼)でも、以降ドリカムを好きになっていた邦楽ファンや、洋楽といってもリック・アストリーが好きという女子高生たちもこのアルバムは聴いていたような気がする(気がするだけかも)。私はそのころ、漫画の登場人物の男の子に恋するように若いころのストーンズの姿に魅せられておりました。ハイド・パークやゴダールのドキュメンタリー・フィルム、ああ、皆なんて可愛いの!! まるでギリシアの美少年(よく分からないけれど)のよう!! とか言って興奮していました。そしてキースのこのソロ。痺れました。コーラスの女性の歌がこれまた最高!! ごめんなさい、こんなふうには歌えません!! ああ、最高!!! 大人だ、エロスだ、極上だ!!! 本当にお薦めの一枚です。聴いてみてね。