上田晋也（くりぃむしちゅー）、初エッセイ「経験 この10年くらいのこと」が文庫化。亀梨和也との特別対談も収録

上田晋也（くりぃむしちゅー）の初の書き下ろしエッセイ「経験 この10年くらいのこと」の文庫版が発売された。

本書は、上田が自身の40代の10年を振り返った初エッセイ。番組スタートから15年間司会を務めている「Going! Sports&News」（日本テレビ系）での裏話や、関根勤、ビートたけし、有働由美子、堺正章、えなりかずき、いとうせいこうといった著名人との交友録、父親としての顔等、知られざる日常が赤裸々に綴られている。

本書の中盤では、まさかの「昔話突っ込み」コーナーが登場。「桃太郎」や「浦島太郎」、「鶴の恩返し」といった、日本人なら一度は聞いたことのある昔話に、上田が容赦なく突っ込みを入れていく。誰もが慣れ親しんだ昔話に、切れ味抜群な上田の突っ込みが加わることで、新たな視点や魅力が引き出されている。

そして今回の文庫版では、15年来公私で交友のある亀梨和也との特別対談を収録。アイドル、恋愛、家族、人生、仕事等、2人の関係だからこそ語れる貴重な内容が盛りだくさんとなっている。

また、文庫版の後書も一部公開されている。

最近よく思う。人生を楽しく生きるために一番必要なものは“明るさ”ではないか、と。私は“とにかく明るい上田”と芸名にするほど明るくはないが、ブルーな気分の時でも、ハワイアンブルーくらいの感じにはなれる気がする。いや、無理にそうしているだけかもしれないが。それでも、無理にでも明るくすると、そのうち本当に楽しくなってくる。記憶もそうだが、人間の脳なんていい加減だし、すぐにダマせる。だが人様に迷惑をかけず、自分をダマす分には、いくらダマしてもいいのではないか？　私はこれからも自分をどんどんダマして、楽しく生きていこうと思っている。今、自分の頭の中には“天使と悪魔”ではなく、“ペテン師と詐欺師”が住んでいる。ん？　いい奴一人もいなくねぇ？

くりぃむしちゅー 上田晋也
（一部抜粋）

▼書籍情報

上田晋也（くりぃむしちゅー）
エッセイ
「経験 この10年くらいのこと」