辻村深月、初の本格ホラー・ミステリ長編「闇祓」文庫化。カバー＆本文扉は山田章博描き下ろし

辻村深月のデビュー20周年にあたる記念年に、現代の闇を描いた著者初の本格ホラー作品「闇祓」が文庫化された。

「闇祓」は、映画化、コミック化（作画：船戸明里）も決定している作品。「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」、クラスに馴染めない転校生 要のことを先生に頼まれ親切に接する委員長 澪。しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。唐突に「今日、家に行っていい？」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は、憧れの先輩 神原に助けを求めるが――。身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。読み始めたら止まらない。驚愕のラストが待ち受ける、一気読みエンターテイメントとなっている。

カバー・イラストは「十二国記」シリーズで知られる山田章博による描き下ろし。また、本文の章扉のモノクロ・イラストも本文庫のために描き下ろされた。

▼書籍情報
辻村深月
「闇祓」

▼映画情報
『傲慢と善良』
9月27日（金）全国公開！
配給：アスミック・エース
（C）2024「傲慢と善良」製作委員会