aiko、アリーナ・ツアー「Love Like Pop vol.21」終幕。「絶対に届けてみせるという気持ちでこれからも頑張ります!」

aikoが大阪城ホール、さいたまスーパーアリーナ、マリンメッセ福岡で開催した、全3ヶ所6公演のアリーナ・ツアー「Love Like Pop vol.21」が3月10日に終幕した。
ツアー・ファイナルを迎えた3月10日はあいにくの雨のなか、満員のファンが会場に駆けつけ、今か今かとaikoの登場を待っていた。開演時間が近づくと自然と巻き起こるaikoコールでファンの期待が膨らんでゆく。緞帳の幕が落ちるとレーザーとプロジェクション・マッピングが駆使されたオープニング・ムービーが流れ始めた。会場からは手拍子と歓声で沸き立つなか、紗幕が落ちると“カブトムシ”のイントロが流れ始め会場の空気が転じて、満員の観衆がaikoの歌声に聴き入り、酔いしれていた。
白いワンピースの出で立ちで登場したaikoは「今日は最後までたっぷり楽しんで帰ってください。最終日です!」と短く挨拶。昨年リリースされた最新アルバム『湿った夏の始まり』から“ハナガサイタ”のイントロが流れ始めると一気にアリーナが熱を帯び始める。続けてホーン・セクションが加わって“雲は白リンゴは赤”、“冷凍便”と、広いステージのせり出しまで出て、ときにはファンに近づきふれあいながら歌い上げた。
この日はすべての席にaikoが「束縛バンド」と命名したザイロバンドを配布し、会場全体が楽曲に合わせてライティングされる演出も施されており、よりいっそう華やかに会場を彩っていた。
「あっという間の最終日です。みなさん本当に来てくれてありがとうございます。始まったら終わっちゃうので楽屋から出たくなかったです。でもみんなひとりひとりと目を合わせてしっかりと楽しみたいなと思います。今だけはみなさんaikoのことだけを考えていてください! 最後まで今日はよろしくお願いします。」と語り掛けると、“冷たい嘘”、“かばん”を立て続けに披露。“三国駅”では、しっとりとした歌声に会場全体がじっくりと聴き入っていた。
aikoのライヴでは恒例となっているファンとの和やかなMCのやり取りのあとは、アップテンポのナンバー“染まる夢”で再び会場を盛り上げた。ロック・アレンジされた“心日和”ではステージを所狭しと動き回り、続く“恋人”でステージ背後のスクリーンに大雨の降る演出で激情的なパフォーマンスが繰り広げられ、会場は切ないムードに包まれるなかaikoはいったんステージから姿を消した。
打って変わって青空が映し出された可動式スクリーンがセンター・ステージを覆い隠すと、黄色いTシャツにチェック・ジャケット、赤いスカートの出で立ちのaikoが再登場。アコースティック編成のバンドと“Do you think about me?”と“桜の時”を届けた。センター・ステージで“あたしの向こう”をワンコーラス弾き語るとメイン・ステージからバンドが加わり、照明で彩られたランウェイを駆け抜けながら歌い上げた。
おなじみの「男子! 女子!」のコール&レスポンスのあと、「みんなにいいことがありますように!」と昨年のヒット・ナンバー“ストロー”で銀テープのキャノンを合図に一気にラスト・スパートに流れ込むと、跳ねるリズムが心地よい“ドライブモード”、20周年を振り返るかのような過去の映像がスクリーンに映し出された“ひまわりになったら”、熱狂が爆発したような盛り上がりを見せた“夢見る隙間”を立て続けに披露。
aikoは「この会場のみんなと一対一で見えないもので繋がっているような関係になれたらなと思います。ちゃんとみんなの心のもとに「糸」が届くように一生懸命歌います!」と語り掛け、“ホーム”を披露して本編を締めくくった。
鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに戻ると、女流美術家である愛☆まどんなのイラストが描かれたツアーTシャツを着て登場したaikoは、様々な表情を持ったシングル曲10曲をメドレー形式で贅沢に凝縮して歌い上げた。
「去年のツアーから今回のツアーのファイナルまでずっと繋がっているような気がありました。ライヴをして、みんなに会えて私は生きてこられました。届かないかもしれないけど、絶対に届けてみせるという気持ちでこれからも頑張りますのでよろしくお願いします!」と、昨年27ヶ所45公演を駆け抜けた自身最長のホール・ツアー「Love Like Pop vol.20」の話を交えて、ライヴそしてファンへの想いを語った。最新曲“愛した日”を歌い、伸びやかなヴォーカルに会場が酔いしれた。“キスする前に”から“be master of life”でボルテージは一気に急上昇しこの日一番の張り裂けんばかりの大歓声が会場を揺らした。
興奮が冷めやらぬ会場にaikoが再登場すると、ダブル・アンコールとして“予告”、“愛の病”、“ボーイフレンド”と立て続けに披露。感極まりながらも「20周年でいろんなセットリストを昔の曲や今の曲を織り交ぜて歌いました。みんなにとって、この曲はああいうときに聴いたなとか思い出してくれると嬉しいです。本当にみなさんありがとうございました。大好きです」と、ファンへの想いと感謝を伝えてアリーナ・ツアーを締めくくった。
なおaikoは、3月13日には2017年に行ったライヴハウス・ツアー「Love Like Rock vol.8」 よりZepp Tokyo公演の模様と、昨年2018年8月30日に神奈川 サザンビーチ ちがさきにて行われた3年ぶりとなるフリー・ライヴ「Love Like Aloha vol.6」の模様が収録されたライヴBlu-ray/DVD『My 2 Decades』をリリースする。また、3月21日、22日にZepp Tokyoにて同ライヴハウスの20周年記念公演「Zepp Tokyo 20th Anniversary aikoの時。おめでとゼッペちゃん!!」を開催する。
■「aiko Live Tour Love Like Pop vol.21」3月10日 マリンメッセ福岡 セットリスト
01. カブトムシ
02. ハナガサイタ
03. 雲は白リンゴは赤
04. 冷凍便
05. 冷たい嘘
06. かばん
07. 三国駅
08. 染まる夢
09. 心日和
10. 恋人
11. Do you think about me?
12. 桜の時
13. あたしの向こう
14. ストロー
15. ドライブモード
16. ひまわりになったら
17. 夢見る隙間
18. ホーム
<アンコール>
19. メドレー(ナキ・ムシ~今度までには~プラマイ~えりあし~嘆きのキス~あした~恋のスーパーボール~花火~Loveletter~二人)
20. 愛した日
21. キスする前に
22. be master of life
<ダブルアンコール>
23. 予告
24. 愛の病
25. ボーイフレンド
▼リリース情報
aiko
ライヴBlu-ray&DVD
『My 2 Decades』
3月13日(水)リリース
■Blu-ray
■DVD
※初回限定スペサルBOX仕様
■特典あり
先着で「パスステッカー」をプレゼント!
※特典満了次第終了とさせていただきます。
商品の詳細、購入はこちら
▼ユニカビジョン放映情報
「aiko特集」
放映期間:~3月17日(日)
放映時間:10時 12時 14時 16時 18時 20時から約32分間
※時間は予告なく変更になる場合がございます
[内容]
『My 2 Decades』からライヴ映像6曲を放映
「Love Like Rock vol.8」より
01.アンドロメダ
02.明日の歌
03.be master of life
「Love Like Aloha vol.6」より
01.瞳
02.ストロー
03.ハナガサイタ
※全曲ノーカット、フル・バージョン
■アプリ「VISION α」連動企画について
本特集番組を高音質サウンドでスマートフォンから視聴可。
また、「aiko オリジナルポスター」が10名、「Amazonギフト券 1,000円分」が50名に当たるプレゼント企画に応募できる。
■ユニカビジョン オフィシャル・サイト
http://www.yunikavision.jp/
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2019年03月12日 10:02







