BLURがオリジナル・メンバーでレコーディングをスタート!

オアシスと並んで90年代〈ブリット・ポップ〉の双璧を成したバンド、ブラー。2003年にギタリストのグレアム・コクソンが脱退、アルバム『Think Tank』のリリース以降、メンバー個人の活動が中心となっていた昨今だが、今年に入ってたびたび噂になっていたグレアムも含めたオリジナル・メンバー4人での活動再開に信憑性が出てきた模様だ。

なかなか口を割らないシンガー、デーモン・アルバーンと違い、たびたびどんなことでも気さくに話してしまうベーシストのアレックス・ジェームスがまたも〈NME.COM〉に語ったところによると、メンバーは再び連絡を取り合うようになり、新作についてのプランを話しているという。〈多分もうすぐやると思うよ。俺たちにとって重要なのは、精神的なレヴェルでブラーを未完成のままにしておかないこと。それは音楽的にも同じことが言えるかもしれないね〉

レコーディングは10月にもスタートするかもしれないそうで、〈今朝グレアムに連絡を取ったんだ。デーモンには1か月くらい前に会ったし、デイヴ（・ロウントゥリー／ドラム）とも昨日話したよ。俺たちはみんな連絡を取り合ってるんだ〉と話している。

〈（ニュー・アルバムは）ギターが良いのがいいね。まぁ主にグレアムとはマンドリンやプログレとかについて話してるよ〉と、かなり勇み足だと思われるが、新作の方向性についてのヴィジョンまで口を滑らせている。

どんな音楽性になるにしろ、ブラーのやることだったら驚くことはないだろう。また、グレアムの復帰はブラーにとっても大きなアドヴァンテージになるに違いない。数年来の念願がついに叶う時が訪れそうだ。