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インタビュー

カテゴリ : ニューフェイズ

掲載: 2011年07月06日 18:00

インタヴュー・文/宮本英夫

 

それでいい

 

クリープハイプ_A

 

――“グレーマンのせいにする”は、長谷川カオナシの曲です。

「彼が個人的に作って歌ってるのを〈ちょっと聴いてみてください〉って言われて、いいなと思って採り上げました。キーを上げて、〈ここは俺が歌うから〉って勝手にいいとこ取っていって。そういうことをできてることがすごく嬉しいですね。自分に余裕があるからできるんだろうし、信頼できるからやれることだから。無責任にここで〈この曲はこうだ〉とは言えないですけど、単純にこの曲を歌っていることは幸せだと思いますね」

――“グルグル”は、軽快なカントリー・タッチという、フォーキーというか。

「友達に新しいコード進行を教えてもらって、これで1曲作っちゃおうと思って作った曲です。普段自分が作らないようなタイプの曲なので、おもしろかったですね。歌詞は、バイト先のパソコンでGoogleで検索してる時に、ちょっと文章を間違えると〈○○では?〉って出るじゃないですか。それでちょっとイラッとして、ふざけんなと(笑)。それから想像を膨らませて作りました。でもAIWAと違ってGoogleは怖いんで、“グルグル”と(笑)」

――そして最後が“ウワノソラ”。4つ打ちっぽいリズムで突っ走る豪快な曲です。

「これはいままでいちばん演奏中にいろんな言葉が出てきた曲で、自分でもビックリしました。〈息してるだけで煩いし〉って出てきた時には、凄ぇなと。曲のメロディーと演奏の音に完全に引っ張られて、書いたというか出てきた言葉ですね。ずっと同じ進行で続くんですけど、それを繰り返してるうちにどんどん出来ていきました。歌っててすごく気持ちがいいです」

――と、いう全7曲。ミニ・アルバム全体の手応えは?

「すごく納得してます。いままでCD作ってきて、音が納得いかないとか、演奏のここがちょっととか、そういうものがあってあたりまえなんだと思ってたんですよ。でも今回は本当に100%満足いってます。いや、100%ではないかな。100%だったらやってる意味ないから。でもCDとしてこれを作れて本当に嬉しいですね。次も早く作りたいです」

――クリープハイプには、すでにかなりの数の熱狂的サポーター=ファンがいますよね。自分の歌が好きな人って、何を好いてくれているんだと思います?

「やっぱり、〈それでいい〉と言えてるからだと思います。答えが出てない人とか、答えが出ると思えてない人に。自分もそういう人に救われるんですよ。町田康の小説の主人公や、西村憲太の小説に出てくるどうしようもない人を見ていて、こんな世界があってこんな人がいるんだって、実際には小説のなかのフィクションだとしても、そういうものを自分以外の人も想像してるというだけで、すごい救われるし安心するし。そうやって思ってもらえたらいいなと思います。自分は自分が好きなものを一生懸命作って歌ってるだけなんですけど、やってるもの自体はモヤモヤしていて答えは出てないけど、それを全力で一生懸命出してる自信はありますね。だからちゃんと届く人には届くのかなと思います。でもこれからは、そういう人じゃない人にも届けていきたいと思ってるんで、もっとメンバーで考えて、努力していけたらなと思います」

 

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