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インタビュー

GARI(2)

カテゴリ : .com FLASH!

掲載: 2010年01月06日 18:00

文/佐藤 譲

時代時代のエッジーな音に目配せしたい

――とは言え、3年前にリリースした『Masked』までは、バランス的にはそれこそコーン的なハードなギター・リフでゴリゴリ押していくラウド系のサウンドに重心が置かれていましたよね。

「そうですね。そっちのテイストが強いですね」

――それが3年ぶりにリリースされる今作『Colorful Talk』では大々的にエレクトロ・サウンドを採り入れてますよね。この大きな変化は何がきっかけで生まれたんでしょうか?

「前作から3年あるんですけど。その間ってバンドとしても過渡期というかすごく悩んだ時期だったんですよ。ミクスチャー・シーン自体の雰囲気にもなんとなくどうなんだろうって感じがあったし。それに、実は僕らは自分たちで〈ミクスチャー・バンド〉って発信したことはなくて、時代時代のエッジーな音に目配せしたいというのが本来の目的としてあったんです。それで、いまのままミクスチャー・スタイルを続けていくのかどうか悩んだと。それが前作から今作までの3年間だったんです」

――本来ミクスチャーというスタイルがエッジーだから採り入れていたのに、いつしかそれが自分たちを縛ってしまっていたと。

「そうですね。かつてのミクスチャー・ロックは最先端の新しい音楽だったから自分たちにも引っかかるものがあったんです。でも、『Masked』まででミクスチャーという手法はやり切った感もあるし、ミクスチャー自体も最初に僕らが感じていた〈いろんなものが混ざっているおもしろさ〉というよりは、いつの間にか様式美が出来上がっている状態になっていたんです」

――確かにヘヴィーなギターとスクリームするヴォーカル、ターンテーブルという感じでだいぶ音楽的なフォーマットも定まっていましたよね。

「ええ。で、そんななか、盛り上がりつつあったエレクトロにすごく興味を覚えたんです」

――GARIはヨーロッパでの活動も精力的に行っているし、フランスのレーベルから音源も出していますよね? だから向こうでのエレクトロの盛り上がりに触発された部分もあったんじゃないですか?

「そうですね。シーンの熱い感じもありましたし、いわゆるマスの音楽、TVで流れるような音楽もエレクトロの要素が入り込んでいて、かなり一般に浸透している感じでしたね。それと比べると日本ではまだまだだし、逆にもっともっと変わっていけるんだろうなって思うし、より大きいフィールドに浸透していかないとシーンも変わっていかないかなって思います。いまはJ-Popもエレクトロ風味の作品が増えてきているので、ヴェテランのアーティストもそれを察知すればもっとおもしろくなるんじゃないですかね」

――日本ではなかなかムーヴメントって起きにくいですからね。

「とは言え、元々GARIではエレクトロニックな要素もありましたし、エレクトロを採り入れても、グルーヴを感じられる音楽をやるという根本的なバンドの〈イズム〉は変わってないんですけどね」

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