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インタビュー

歌で演じる女たちの系譜

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年11月13日 06:00

更新: 2008年11月13日 18:04

ソース: 『bounce』 304号(2008/10/25)

文/出嶌 孝次

 最近ではトニ・ブラクストンやミシェル・ウィリアムズのように、シンガーとして成功を収めてからミュージカルに進む例も多いものの、〈歌う女優〉でも〈たまに映画もやる歌手〉でもなく双方を並行して順調に走らせていける例はそう多くない。そういう点でもジェニファー・ハドソンは今後の活躍が期待できるし、「ドリームガールズ」での演技をそのままシンガーとしてのストーリーに繋げてデビューできた彼女のような例は珍しいものに違いない。ここではシンガー/演技者として、ジェニファーの目標となる先達や縁深い好敵手たちを紹介しよう。


JENNIFER HOLIDAY 『Feel My Soul』 Epic(1983)
奇しくもジェニファーが誕生した81年、オリジナルのミュージカル版「Dreamgirls」でエフィー役を演じたのがこちらのジェニファー。EW&F一派がバックを固めたこのデビュー作を皮切りにアルバムも重ね、現在は舞台や映画で活躍中だ。歌手としても近いタイプか。

THE BODYGUARD 『Soundtrack』 Arista(1992)
女優としてもこの「ボディーガード」など3作に主演して実績を残しているホイットニー・ヒューストン。ゴスペル・ルーツという部分はもちろん、世代的にもジェニファーの歌はその直系だろう。実際、〈アメアイ〉出演時のジェニファーは本作収録の“I Have Nothing”を熱唱していた。

BARBRA STREISAND 『Guilty』 Columbia(1980)
ジェニファーのオスカー受賞時に比較されたのが、ショウビズ界の頂点を極めるバーブラ様。古今のミュージカル曲を歌った『The Broadway Album』も女優的な名作だが、ビー・ジーズのバリー・ギブと組んだこの怪物ヒット作(2,000万枚のセールス!)でも妖艶な演技力は全開なのだ。

BEYONCE 『B'Day』 Music World/Columbia(2006)
ジェニファーとの不仲説は物語と現実を混同した冗談だとしても、どの役を演じようとビヨンセ本人に見えるのだからそう思われても仕方ない? 「ドリームガールズ」の撮影と並行して作られたという本作には“Check On It”や“Listen”など映画絡みのヒットも収録。新作ももうすぐ!

FANTASIA 『Fantasia』 J(2006)
ジェニファーが7位に終わったシーズンの〈アメアイ〉で優勝したファンテイジアだが、「ドリームガールズ」のオーディションでは逆に敗れる結果に。ジェニファーの新作に収められた“I'm Only His Woman”に駆け付け、男を奪い合うという設定で旧交を温めている。どっちもパワフルです。

BETTE MIDDLER 『Jackpot: The Best Bette』 Rhino 
ジェニファーの存在を語る際にバーブラと並んで引き合いに出されるのが「ローズ」や「フォー・ザ・ボーイズ」で知られる彼女。パンチのある歌とケレン味は確かに共通するか。リリースされたばかりのこのベスト盤で、自在に演じ分けられる歌の世界を堪能してみよう。

ARETHA FRANKLIN 『Aretha Arrives』 Atlantic(1967)
「スパークル」のサントラでも知られるアレサだが、女優としての実績は「ブルース・ブラザーズ」ぐらいか? いずれにせよ〈アメアイ〉出演時に本作収録の“Baby I Love You”を披露したジェニファーが、歌い手としての目標をこの女王に定めているであろうことは疑いない。

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