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インタビュー

リル・ジョンのプロデュース&参加作品をクランキン・レヴュー!! 次のページにも続いてしまうぜ!! その2

E-40 『Breakin News』 Sick Wid' It/Jive(2003)

  “Anybody Can Get It”のプロデュースとゲストで参加。イースト・サイド・ボーイズと共に、目立ち過ぎずに盛り上げるという、本来の役割に徹した立ち位置が主役E-40とゲストのボーン・クラッシャー&デヴィッド・バナーを際立たせた好曲。(高橋)

ELEPHANT MAN 『Good 2 Go』 VP/Atlantic(2003)

  人気者エレファント・マンには“Jook Gal(Wine Wine)”を提供。ダンスホール仕立てのトラックはヒップホップの時と一味違って、小刻みなビートのループがより中毒的に耳を支配し、アルバムにも違和感なく溶け込んでいる。(高橋)

MURPHY LEE 『Murphy's Law』 Fo'Reel/Universal(2003)

  ネリー軍団が誇るユルヤバMCのソロ作にハードな喝を入れるべく(?)“This Goes Out”に参戦……するも、同曲にはネリー、リル・ウェイン、ロスコーなど個性派が大集合。全員が声を出したり引っ込めたりおもしろいロック・チューンです。(出嶌)

TLC 『Now & Forever The Hits』 Arista(2003)

  ベスト盤用の新曲“Come Get Some”にてプロデュース&掛け声参加。スピード感のあるノリの良いフックが幻惑するように走り抜けるが、ヴァース部分におけるTLCのテンポの良い節回しとの相性が素晴らしく、極上のフロア仕立ての曲になってます!(高橋)

TOO SHORT 『Married To The Game』 Short/Jive(2003)

  自身の最初期仕事となる96年の『Gettin' It』以来、このピンプの大先輩には何度も呼び出されているリル・ジョンだが、今作では序盤の5曲を手掛ける過去最高のコラボに。キュートな歌モノからアタマ悪そうなクランクまでを披露して大活躍!(出嶌)

YING YANG TWINS 『Me & My Brother』 Collipark/TVT(2003)

  過去作でも常にイン・ヤンとは絡んできた番長だけあって、このサード・アルバムにも豪快な水戸泉クランク“Salt Shaker”をプレゼント。もちろん自身もフックに参戦し、TVカメラの前の子供のような3人が目立ちたがり合戦を展開!!(出嶌)

YOUNGBLOODZ 『Drankin' Patnaz』 So So Def/Arista(2003)

  大ヒット曲“Damn!”は2003年のリル・ジョンの代表的な仕事。フック直前の〈ヘイ!〉という掛け声と共に展開が変わるあたりも最高。常に躁なリル・ジョンに対し、落ち着いたヤングブラッズのラップとのコントラストもハマってます。(高橋)

VARIOUS ARTISTS 『Crunk And Disorderly』 TVT(2003)

  リル・ジョン、イン・ヤン……とヒットが続いてビックリしたTVTがクランク景気を逃さぬうちに放った急造コンピ。とはいえ、ほぼすべてが新曲でリル・ジョン絡みも4曲。この後ブレイクするリル・フリップやピットブルが集結した爆発寸前盤だ。(出嶌)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年01月13日 11:00

更新: 2005年01月20日 18:16

ソース: 『bounce』 261号(2004/12/25)

文/高橋 荒太郎、出嶌 孝次