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インタビュー

ASPARAGUS(3)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年07月15日 13:00

更新: 2004年08月19日 23:51

ソース: 『bounce』 255号(2004/6/25)

文/山口 智男

これってちょっとインターナショナル?

――今回、曲の幅がグーンと広がった。パンクやロックに止まらないメロディーやアレンジがASPARAGUSの大きな魅力だと思うんですけど、それは普段から聴いている音楽が幅広いということなんでしょうか?

渡邊「普段いろいろ聴きますけど、いつも思うのは、いろいろ聴いてても、結局聴いているところは同じなんだって。たとえば、パンクであってもR&Bであっても、自分のツボにハマるメロディーは変わらない。違いは、それをどう表現しているかだけで。だから、今回もこういう表現の仕方をしただけで、芯にあるものはひとつなんですけどね」

――パンク・ファンも普通に聴ける曲がある一方で、アレンジを変えれば、普通にJ-Popになりそうな曲もいっぱいある。そういう多彩な曲を、あえて3ピースでやることについては、どんなふうに考えているんですか?

渡邊「ま、3人しかいないってことなんですけど(ハハハハ)。たぶん、人数が増えたら仲が悪くなると思うんですよ。たとえば、4人編成になったら2対2に分かれるでしょ。割り切れないところが、いまはいい。それに女の子が入ったら、誰かと付き合ったりするだろうし、それを考えると、3人がちょうどいいんじゃないかって」

――今回、ゲストは参加してないんですね。

渡邊「はい。ゲストは好きじゃないんです。どうせやるなら、自分たちだけでやりたいタイプなんで。遊び感覚でゲストを入れるのもおもしろいのかもしれないけど、それは結局、遊び感覚でしかないし、曲に影響を与えるぐらいのゲストを入れたら、バンドの音じゃないというか、バンド名を変えなきゃぐらい思っちゃう」

――とはいえ、ゲストを入れることで曲がもっと膨らむこともあるじゃないですか。

渡邊「その膨らんだ部分がバンドの本質かというと、本質じゃない。結局、色付けにしかすぎない。それだったら少ない人数で芯の部分を突き詰めたほうが絶対いいと俺たち3人は思っているんです。ほかのバンドはどうかわからないけど、そのほうがASPARAGUSらしい。このバンドを始めてまだ1曲しか出来てなかったころ、3人で飯を食いながら〈できるだけシンプルにやっていこう〉って話し合った、そのときの気持ちのままなんです。それに、3人でライヴをやったときもアルバムに劣らない表現をしたいから、音を入れすぎると、ライヴでもゲストを呼ばないといけない。そうするとお金も掛かっちゃうんで(アハハハハ)」

――ところで、タイトルの〈KAPPA〉はギリシャ語読みの〈K〉ですか?

渡邊「あ、そうなんですか? じゃあ、そういう意味にします。俺たちも今年はアテネをめざしているってことで(ハハハハ)」

――でも、ジャケを見ると河童ですよね。

渡邊「いや、もうノリでいろいろ考えて。タイトルはアミダで決めたんですよ」

――アミダでですか!?

渡邊「潤くんは〈WRESTLER〉って言ってて」

山下「〈HOT WRESTLER〉とか〈WRESTLER NIPPLE〉とかって」

渡邊「一瀬はコーヒーの種類で〈MANDHELING〉。僕は韓国語で〈お母さん〉って意味の〈OMNI〉とか。〈OMNI I〉〈OMNI II〉……響きも良かったんで。でも、ぴゃっと河童が浮かんできた……たまたまスタジオに〈河童〉という本が置いてあっただけなんですけど(ハハハ)。それいい! これで行くか!って改めて辞書を調べたら、英語でも通じるみたいで、和の雰囲気もありつつ、これってちょっとインターナショナル? そんなノリで。スミマセン、ことごとくがっかりさせてます?(ハハハ)」。

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