『ロリン・マゼール~ベルリン放送交響楽団録音集<限定盤>』14枚組 2025年12月9日発売
"指揮の神童"と称された世界的指揮者の華々しい初期のキャリアに光を当てた録音集
輸入盤CD 14枚組
"指揮の神童"と称された世界的指揮者ロリン・マゼールがベルリン放送交響楽団と共演した録音が初めてまとめられて発売されます。CD14枚組ボックス・セット。マゼールが初めて本格的にオーケストラを率いた時期の華々しい初期のキャリアに新たな光が当てられています。よく知られたこの指揮者の手腕と細部へのこだわりで作り上げられたバッハからストラヴィンスキーまでのレパートリーが収められています。1963年、フェレンツ・フリッチャイの後任としてベルリン放送交響楽団の音楽監督に就任しましたが、マゼールはそれ以前にすでにこの楽団と1955年にベルリンでデビューを果たし、緊密な関係を築いていました。ドイツ・グラモフォン・レーベルに残されたファリャ、フランク、ストラヴィンスキーのアルバムは、マゼール芸術の最も輝かしくダイナミックな一面を示す不朽の記録であり、演奏者たちから素晴らしい敏捷さと色彩のコントラストを引き出しています。フィリップスには主にバロック時代の作品が取り上げられ、バッハ、ヘンデルの作品の他、ペルゴレージの『スターバト・マーテル』ではイヴリン・リアーとクリスタ・ルートヴィヒという豪華な歌手陣と共演しました。マゼールの解釈の交響的な壮大さは、一般のバロック様式観とは相容れないと見なされていましたが、彼は「過去の芸術作品を生み出した外的状況を再現することはできませんが、私たちができること、すべきことは、その偉大さに自分なりのやり方でできる限り応えることです」と語っています。さらにモーツァルトの交響曲第38番から第41番、ドヴォルザークの交響曲第9番では稀に見る表現的高揚の境地に達しています。
オリジナル・ジャケット仕様。ブックレットにはアーカイブ写真やピーター・クアントリルによるマゼールのベルリン時代を振り返る新たなエッセーも掲載されています。
※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
【曲目】
《CD 1》
J.S.バッハ:
1-7) 管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
8-14) 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
15-19) 管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
【演奏】
ギュンター・パッシン(1-7,15-19)、ロルフ=ジュリアス・コッホ(1-7,15-19)(オーボエ)
ハンス・レムケ(ファゴット)(1-7)
ヴォルフガング・マイヤー(チェンバロ)、ロジェ・ブールダン(フルート)(8-14)
モーリス・アンドレ(トランペット)(15-19)
【録音】
1965年11月
《CD 2》
J.S.バッハ:
1-5) 管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069
6-9) ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046*
10-12) ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047*
13-15) ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048*
【演奏】
モーリス・アンドレ(1-5,10-12)(トランペット)
ギュンター・パッシン(1-12)、ロルフ=ジュリアス・コッホ(1-9)(オーボエ)
ハンス・レムケ(ファゴット)(1-9)
ヴォルフガング・マイヤー(1-9,13-15)
フェリックス・シュレーダー(10-12)(チェンバロ)
ゲルハルト・シュレーダー(6-9)、クルト・ブランク(6-9)(ホルン)
豊田耕児(ヴァイオリン)(6-12)
カール=ベルンハルト・セボン(フルート)(10-12)
【録音】
1965年11月(1-5)、10月(6-15)
《CD 3》
J.S.バッハ:
1-3) ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049*
4-6) ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050*
7-9) ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051*
【演奏】
ミシェル・デボスト(1-3)、ロジェ・ブールダン(1-6)(フルート)
豊田耕児(ヴァイオリン)(1-6)
レナード・ホカンソン(4-6)、ヴォルフガング・マイヤー(7-9)(チェンバロ)
【録音】
1965年10月
《CD 4》
1-11) J.S.バッハ:復活祭オラトリオBWV249*
【演奏】
ヘレン・ドーナト(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(メッゾ・ソプラノ)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
マルッティ・タルヴェラ(バス)
カール=ベルンハルト・セボン(フルート)
ギュンター・ツォーン(オーボエ)
ギュンター・パッシン(オーボエ・ダモーレ)
RIAS室内合唱団
【録音】
1966年9月
《CD 5-6》
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232
【演奏】
テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(メッゾ・ソプラノ)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
ジョン・シャーリー=カーク(バス)
カール=ベルンハルト・セボン(フルート)
ギュンター・パッシン、エーリヒ・エルテル(オーボエ・ダモーレ)
ゲルハルト・シュレーダー(ホルン)
豊田耕児(ヴァイオリン)
RIAS室内合唱団
【録音】
1965年9月
《CD 7》
ヘンデル:
1-5) 王宮の花火の音楽HWV351
6-17) 水上の音楽HWV348-350
【録音】
1965年1月、ベルリン
《CD 8》
1-12) ペルゴレージ:スターバト・マーテル
【演奏】
イヴリン・リアー(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)
RIAS室内合唱団(女声)
【録音】
1966年5月
《CD 9》
モーツァルト:
1-3) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』*
4-7) 交響曲第39番変ホ長調K.543*
【録音】
1966年8月
《CD 10》
モーツァルト:
1-4) 交響曲第40番ト短調K.550
5-8) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
【録音】
1966年8月
《CD 11》
1-4) ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』*
【録音】
1966年12月
《CD 12》
1-3) フランク:交響曲ニ短調
【録音】
1961年1月
《CD 13》
ストラヴィンスキー:
1-6) バレエ組曲『火の鳥』(1919年版)
7-10) 交響詩『うぐいすの歌』
【録音】
1957年11月
《CD 14》
ファリャ:1-13) バレエ『恋は魔術師』
バレエ『三角帽子』より
14) 粉屋の女房の踊り(ファンダンゴ)
15) 隣人たちの踊り(セギディーリャス)
16) 粉屋の踊り(ファルーカ)
17) 終幕の踊り(ホタ)
【演奏】
グレース・バンブリー(メッゾ・ソプラノ)(1-13)
【録音】
1965年6月
*世界初CD化
【演奏】
ロリン・マゼール(指揮)
ベルリン放送交響楽団
【録音場所】
ベルリン