注目アイテム詳細

アントニーニ&バーゼル室内管弦楽団 『ハイドン:交響曲第29番、第55番、第56番』 2025年11月27日発売 ~HAYDN 2032ハイドン交響曲全曲録音シリーズVol.18

ハイドン

HAYDN 2032ハイドン交響曲全曲録音シリーズVol.18 ~校長先生~
愉悦なくして真剣なし。ハイドンの遊び心の極致を示す充実作3作を中心に

輸入盤CD


国内仕様盤CD

※国内仕様盤日本語解説…白沢達生

■作品詳細

ハイドンが「交響曲の父」と呼ばれる所以となった彼の100曲以上の交響曲は、初期作から後年の作までどれを取ってもユニークな名品ばかり。その全てを作曲家生誕300周年の2032年までに演奏・録音するジョヴァンニ・アントニーニ指揮のHAYDN 2032プロジェクト最新巻は、1774年に書かれ「校長先生」の綽名で知られる第55番、これと対をなす同年作で金管とティンパニが威勢よく響く第56番に、全4楽章作品では比較的初期のものでコントラスト豊かな展開が魅力的な第29番を加えた3曲からなるプログラムです。
「校長先生」の綽名は几帳面なリズムが続く第2楽章に由来しますが、これはあくまでハイドン得意の冗談のようで、彼の書法がどれほど機知に富んでいるかは本盤のスリリングな演奏で十全に味わえることでしょう。
ブックレットに寄せた解説〔国内仕様盤には日本語訳付〕では、音楽学者モーリッツ=バウアーが第29番のフィナーレの展開を「先生から逃げ出すいたずらっ子」になぞらえる一方、指揮者アントニーニは哲人ホイジンガの「遊びも極めれば美にも聖にもなり、真面目を遥かに凌駕する」との言葉を引用。それを実証するかのごとく、ハイドンの門弟でもあったポーランドの作曲家レッセルの素晴らしい短調作品が末尾に添えられているのも印象的です。バーゼル室内管弦楽団には今回も優れた古楽器奏者たちが続々ゲスト参加。作曲者の企図に迫りながら現代人の心を捉えて離さない名盤がまた一つ刻まれました。
(ナクソス・ジャパン)

■収録曲

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
1-4. 交響曲 第56番 ハ長調 Hob. I:56
5-8. 交響曲 第29番 ホ長調 Hob. I:29
9-12. 交響曲 第55番 変ホ長調 Hob. I:55 「校長先生」

フランツィシェク・レッセル(1780頃-1838):
13. フィナーレ:モルト・プレスト(交響曲 第5番 ト短調より)

【演奏】
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(古楽器使用)
コンサートマスター: バティスト・ロペス

【録音】
2023年5月21-25日 スイス、バーゼル、ドン・ボスコ

収録時間:76分

▼▼併せてオススメ▼▼

HAYDN 2032ハイドン交響曲全曲録音シリーズ











カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2025年10月09日 17:30