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ピアニスト 亀井聖矢 2度目の「情熱大陸」出演!2025年7月6日(日) 放送


エリザベート王妃国際コンクール決勝での亀井聖矢さんの演奏
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番

孤高の挑戦者だけが晒される光と影
絶望の落選と渾身の入賞 その先へ

少なくとも2年以上前から、亀井聖矢の日々はショパン一色だった。
今年10月にワルシャワで開催されるショパン国際ピアノコンクールに挑戦することが、亀井を次なるステージに導くはずだと、誰もが信じて疑わなかった。しかし、4月に行われた予備予選でまさかの落選。後に「前夜から心も体もこの世のものとは思えないような状態だった」と語ったほどの異様な緊張にのまれて、思うようなパフォーマンスができなかったのだろうか。長年焦がれてきた本大会に進むことなく、亀井のショパン・コンクールは唐突に終わってしまった。
何が足りなかったのか、落選の報を受けた後は眠れぬ日々を過ごし、一時は「ピアノをやめる」ことすら考えたという。だが亀井にはそうできない理由があった。落ち込む間もなく、ベルギーでもう一つの挑戦が始まっていたのだ。
ショパン・コンクールと並び、世界三大コンクールの一つと称される難関、エリザベート王妃国際コンクール。ショパン・コンクール落選の4日後に、ファーストラウンドの本番を控えていた。当然ながら気持ちの切り替えは簡単ではなかった。「気を許すとショパンのことを考えてしまうので、とにかくネガティブな思考を振り払って、目の前の音楽に集中することだけを考えた」
カメラは、ファーストラウンドを無事通過した亀井が、いかに自分自身と向き合い、ピアニストとしてどのような未来を思い描くに至ったかを、1か月に渡って見つめ続けた。
やがてピアノを弾く喜びを取り戻した亀井は「このコンクールの申し子」と評されるほどの演奏を繰り広げる。怒涛の日々を終え「これでコンクールは卒業です」と言い切った23歳は、晴れ晴れとした表情で未来を見据えている。
(番組HPより)

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エリザベート王妃国際コンクール

『エリザベート王妃国際音楽コンクール2025 ピアノ部門』ライヴCD早くも登場!


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【日本先行発売!久末航、亀井聖矢が入賞のQEC2025】
5月31日に閉幕したばかりの2025年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門、その入賞者による演奏を選りすぐったライヴ盤が早くも登場!
チャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールと共に「世界三大コンクール」と呼ばれる同コンクールの(前身のイザイ・コンクール時代を含む)ピアノ部門の優勝者には、エミール・ギレリス(1938)、レオン・フライシャー(1952)、ウラディーミル・アシュケナージ(1956)、ヴァレリー・アファナシエフ(1972)、アブデル・ラーマン・エル=バシャ(1978)、フランク・ブラレイ(1991)、アンナ・ヴィニツカヤ(2007)、デニス・コジューヒン(2010)、ボリス・ギルトブルグ(2013)、ジョナタン・フルネル(2021)など、錚々たる顔ぶれが並びます。2021年には務川慧悟と阪田知樹が入賞して大きな話題となりました。
名門コンクールだけに参加者には国際コンクールの上位入賞者が並び、今回もきわめてハイ・レベルの演奏が続々。オランダ人として同コンクール初の第1位に輝いたニコラ・メーウセンは、難曲であるプロコフィエフの協奏曲第2番をはじめ、テクニックの切れと共演者を聴衆を惹きこむ力も圧巻でした。第2位は大津市出身の久末航。日本人としては1987年の若林顕に並ぶ歴代最高位です。ドイツを拠点に研鑽を積んできた成果を発揮して1次ラウンドから安定した完成度の高い演奏を披露し、最終ラウンドの最後に演奏したブラームスの協奏曲第2番は風格さえ感じさせる堂々たる出来栄えでした。ヴァレール・ビュルノンは開催国ベルギー出身者として歴代最高位に並ぶ第3位。聴衆賞も獲得しました。第5位に入った亀井聖矢の「ノルマの回想」は持ち前のテクニックとダイナミックで情熱的な表現に加えて、繊細で優美な歌心も聴かせて聴衆を魅了。動画配信では作品に没入しつつ演奏を楽しむ表情も見られて印象に残りました。
今回日本からは4人がファイナル・ラウンドの12人に選ばれましたが、セミファイナルとファイナルの課題曲の優れた演奏として吉見友貴と桑原志織の演奏が収録されたのも誇るべき記録です。ファイナル・ラウンドを通じて大野和士の指揮するブリュッセル・フィルがサポートを提供し続けたことも特筆すべきでしょう。
ナクソス・ジャパン

カテゴリ : ニュース

掲載: 2025年07月04日 18:00