アンジェラ・ヒューイット 『モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番-第18番 他』 2枚組 2025年6月上旬発売
“鍵盤の女神”と称されるカナダのピアニストによる『モーツァルト:ソナタ全集』の最終巻 CD2枚組
CD(2枚組)
■作品詳細
世界を代表するピアニストの一人、カナダ出身のアンジェラ・ヒューイットによる「ハイペリオン」レーベルからの50作目のアルバム、『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集』の最終巻が、ユニバーサルミュージックからの第1弾として発売されます。CD2枚組。世界のピアノ学習者に馴染みの深い第16番に、『「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)』とモーツァルト最後のソナタ第18番などが収録されています。ヒューイットはこれまで「ハイペリオン」にJ.S.バッハとベートーヴェンのソロ鍵盤作品全集を含む厖大な録音を行い、“鍵盤の女神”と称えられました。それらの功績により、2015年に「グラモフォン栄誉の殿堂」入りを果たしています。
アンジェラ・ヒューイットは3歳でピアノを始め、9歳の時にトロント王立音楽院で初のリサイタルを行いました。その後オタワ大学でフランス人ピアニストのジャン=ポール・セヴィラに師事し、1985年のトロント国際バッハ・ピアノ・コンクールでの優勝をきっかけに国際的なキャリアを積みました。ニューヨークのカーネギー・ホールやシドニー・オペラハウスをはじめとする世界の名だたるコンサートホールで演奏し、ルツェルン、ヴェルビエ、大阪、プラハ、リンカーン・センター、BBCプロムスなど、多くの著名な音楽祭にも出演。ヨーロッパ、アメリカ大陸、アジア各地でのリサイタルや主要オーケストラとの共演も重ねています。イタリアのウンブリア州では毎夏、自身が芸術監督を務める「トラジメーノ音楽祭」を開催しています。バッハの主要な鍵盤作品をすべて録音したことで「我々の時代の録音史における栄光の一つ」と称えられたヒューイットは、2020年にバッハの卓越した演奏者に与えられる、ライプツィヒ市のバッハ・メダルを女性として初めて受賞しました。2006年には英国より大英帝国勲章を授与され、2015年にはカナダ勲章コンパニオンを受章しました。さらに2018年、カナダの総督より芸術部門の生涯功労賞を受賞、2020年にはロンドンのウィグモア・ホールとの35年以上にわたる功績を称えられ、ウィグモア・メダルが授与されました。
2016年から2020年にかけて、ヒューイットは「バッハ・オデッセイ」と題したプロジェクトを実施しました。これはJ.S.バッハの鍵盤作品全曲を、4年間にわたり12回のリサイタルで演奏するという壮大な計画で、ロンドンのウィグモア・ホール、東京の紀尾井ホール、ニューヨークの92番街Yを含む世界各地の会場で開催されました。
「世界で最もバランスの取れた和音……もしアポロン的な視点からのモーツァルトを求めているのなら、欠点のない外観と完璧なバランスで、ヒューイットは理想のピアニストだ」――『グラモフォン』誌
(ユニバーサルミュージック)
■収録曲
モーツァルト:
《CD 1》
1) 幻想曲ハ短調K.475
2-4) ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457(第1楽章:Molto allegro/第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegro assai)
5-7) ピアノ・ソナタ第15番 ヘ長調(第1楽章:Allegro K.533/第2楽章:Andante K.533/第3楽章:Rondo Allegretto K.494)
8-10) ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545(第1楽章:Allegro/第2楽章:Andante/第3楽章:Rondo. Allegretto)
11) ロンド ニ長調 K.485
12) ジーグ ト長調 K.574
《CD 2》
1-13)「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲) K.265
14-16) ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570(第1楽章:Allegro/第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegretto)
17-19) ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K.576(第1楽章:Allegro/第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegretto)
20) アダージョ ロ短調 K.540
21) ロンド イ短調 K.511
【演奏】
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
【録音】
2023年12月3日、ドイツ、Kulturstifung Marienmünster
アンジェラ・ヒューイットによるモーツァルト:ソナタ全集録音シリーズ
アンジェラ・ヒューイットによるモーツァルト:ピアノ協奏曲録音
アンジェラ・ヒューイットによるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ録音
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2025年04月25日 10:00