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武久源造の新録音はチェンバロとフォルテピアノを弾き分けたJ.S.バッハ:イギリス組曲(2枚組)

武久源造

武久源造、バッハ『イギリス組曲』の初録音。
即興的装飾を交え、また、バッハが模範を示しているプレリュードの創作法に従って、第2~5番に序奏を付けている。
「楽器、演奏、制作に至るまで、このCDは2022年の日本から発信する、『イギリス組曲』という創造的可能性への回答だ」と武久は語る。
演奏楽器は、第1~3番=チェンバロ:ルッカース・モデル、第4~6番=フォルテピアノ:ジルバーマン・モデル。
(コジマ録音)

【曲目】
J. S. バッハ:イギリス組曲(全曲) BWV806-811
[Disc I]〈チェンバロ:ルッカース・モデル〉
組曲 第1番 イ長調 BWV806
[1] Prélude
[2] Allemande
[3] Courante I
[4] Courante II
[5] Double I
[6] Double II
[7] Sarabande
[8] Bourrée I
[9] Bourrée II
[10] Bourrée I (da capo)
[11] Gigue

組曲 第2番 イ短調 BWV807[序奏(即興)付]
[12] Introduction (improvisation)
[13] Prélude
[14] Allemande
[15] Courante
[16] Sarabande – Les agréments de la même Sarabande
[17] Bourrée I
[18] Bourrée II
[19] Bourrée I (da capo)
[20] Gigue

組曲 第3番 ト短調 BWV808[序奏(即興)付]
[21] Introduction (improvisation)
[22] Prélude
[23] Allemande
[24] Courante
[25] Sarabande – Les agréments de la même Sarabande
[26] Gavotte I
[27] Gavotte II ou la Musette
[28] Gavotte I (da capo)
[29] Gigue

[Disc II]〈フォルテピアノ:ジルバーマン・モデル〉
組曲 第4番 ヘ長調 BWV809[序奏(即興)付]
[1] Introduction (improvisation)
[2] Prélude
[3] Allemande
[4] Courante
[5] Sarabande
[6] Menuet I
[7] Menuet II
[8] Menuet I (da capo)
[9] Gigue

組曲 第5番 ホ短調 BWV810[序奏(即興)付]
[10] Introduction (improvisation)
[11] Prélude
[12] Allemande
[13] Courante
[14] Sarabande
[15] Passepied I en Rondeau
[16] Passepied II
[17] Passepied I (da capo)
[18] Gigue

組曲 第6番 ニ短調 BWV811
[19] Prélude
[20] Allemande
[21] Courante
[22] Sarabande
[23] Double
[24] Gavotte I
[25] Gavotte II
[26] Gavotte I (da capo)
[27] Gigue

【演奏】
武久源造(チェンバロ[第1-3番]&フォルテピアノ[第4-6番])
※チェンバロ:久保田チェンバロ工房製作 2020年 日本・埼玉県(モデル:ルッカース フランドル様式 2段鍵盤)
※フォルテピアノ:深町研太製作 2007年 日本・埼玉県(モデル:ゴットフリート・ジルバーマン 1747年 ポツダム在)

【録音】
2022年1月18-20日、2022年2月23−25日 神奈川県立相模湖交流センター

<武久源造(チェンバロ&フォルテピアノ)>
1957年生まれ。1984年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり、様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。

1991年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、また1997年(第7回)および2001年(第11回)「国際古楽コンクール〈山梨〉」、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、2000年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。2002年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。

1991年よりプロデュースも含め40作品近くのCDを主にALM RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1~10)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハ オルガン作品集 Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ジルバーマン・ピアノによる「J.S.バッハ パルティータ[全曲]」、16フィート弦付チェンバロによる「ゴルトベルク変奏曲」、「バッハの錬金術 Vol.1 ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤楽器のためのソナタ全曲/二つのトッカータ」、「バッハの錬金術Vol.2 適正律クラヴィーア曲集」シリーズほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。2002年、著書『新しい人は新しい音楽をする』(アルク出版企画)を出版。

2005年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。2006年、NHKラジオ第1「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998~2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。2012年、2013年、東京で上演されたラモーのオペラ『プラテ』、『レ・パラダン』にて音楽監督を務めた。また、近年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使して、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年11月18日 00:00