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Herbie Hancock(ハービー・ハンコック)|最重要アルバム『ヘッド・ハンターズ』のSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションが日本独自リリース

タグ : ジャズ復刻&発掘 リマスター リイシュー 紙ジャケ(JAZZ)

掲載: 2020年07月27日 13:12

Herbie Hancock

時代を切り拓く先駆者ハービー・ハンコックの最重要アルバム『ヘッド・ハンターズ』(1973)が、レジェンド80歳の記念イヤーにSA-CDマルチ(フロント・リアの4チャンネル)ハイブリッド盤として2020年9月9日に発売。

SA-CDステレオ/CDについてもアナログ・マスターから新たにマスタリングされ、SA-CD4ch&2chとCDが1枚で聴けるハイブリッド・ディスクでの日本独自リリースとなる。アートワークはアナログ・シングル・サイズ=7インチ紙ジャケット仕様での復刻となり、完全生産限定盤。

イントロ一発で聴くものを魅了する「カメレオン」で始まる本作は、ハービーのエレクトリック期代表作であり、ヒップホップ~現代の音楽シーンに限りない影響を与え続けるモンスター・アルバムとして知られる。ロバート・グラスパー、フライング・ロータスやサンダーキャット等からもリスペクトされるレジェンドが世に放った〈ブラックファンク宣言〉。今、わたしたちは鮮やかに蘇るハービーが思い描いた驚愕の音世界を体感する。

『ヘッド・ハンターズ』は、1973年10月26日リリースされると、史上空前のヒットとなり全米ジャズ・チャート第1位はもとより、総合アルバム・チャートで13位にランクイン。ハービーにとってもチャート最高位を記録した初のプラチナ・アルバムとなった。当時のハービーは、チック・コリア、キース・ジャレットとともにマイルス・コンボが生んだ“最も可能性と才能を秘めたピアニスト”として世界中から注目を集めていた。1963年から在籍したマイルスのクインテットを1968年に離れ、自身のセクステットを結成するがアルバム『セクスタント』を最後に解散。心機一転、気鋭の熱血プロデューサー=デヴィッド・ルービンソンと新たなメンバーとともに発表したのが本作なのだ。パーソネルはベニー・モウピン (ss, ts)、 ポール・ジャクソン(b)、 ハーヴィー・メイスン(ds)とビル・サマーズ(perc)。ハービーは『ヘッド・ハンターズ』を制作した頃を振り返って1996年執筆のセルフ・ライナーノーツで次のように記している。

「私は自分自身のエネルギーが何か他の物を必要としているのでは?と考えた。よりスピリチュアルなもの、人間としての自分とより強いかかわりを持つものを。私は自分が音楽の上層大気圏や、より幽玄で現実離れした宇宙的なものの探求に時間を費やしすぎたような気がし始めた。今度は地球をいくらか多く取り上げ、大地との結びつきというつながりを少し強く感じる必要性が生じたのだ。人々は進化していた。ジャズ・アーティストたちの興味の対象が音に表れ始めていた。ロックンロールに注目しそれを取り入れること・・・ジャズ・ミュージシャンたちはそれにほとんど影響されなくとも、あるいは何かしら影響されても、音楽を作りだすことが出来た。無に近いものを発展させて、そこから何かを生み出すのはジャズの性である。自分たち(セクステット)がやっている音楽を重苦しく感じ始めていた私は、すべてが重苦しいことに疲れていた。もっと軽やかなものを演奏したかった。問題は、私たちが当時やっていた音楽をより受け入れられやすいものにしつつ、自分たち独自の価値観のエッセンスを維持することが、どのように新しい方向性を導きだすことができるのかということだった…」

日本では本国リリースから4か月後1974年2月に“74年度最大の話題作”として国内盤が発売された。海外では大ヒットを受けて翌1974年にクアドラフォニック盤がリリース。今回発売されるマルチ・チャンネルは、1974年発売のクアドラフォニック盤アナログ・マスターからフロント/リアの4チャンネルで復刻している。常に新たな可能性を求めてチャレンジを続けるレジェンドは、その後もアコースティック・ジャズ人気を復活させた伝説のV.S.O.P.クインテットでの活動や80年代には「ロックイット」を発表、一大センセーションを巻き起こしていくことになる。ハービー33歳の奇跡を、永久保存!

収録曲:
1. カメレオン(H.Hancock-B.Maupin-P.Jackson-H.Mason)
2. ウォーターメロン・マン (H.Hancock-Arr:H.Mason)
3. スライ (H.Hancock)
4. ヴェイン・メルター (H.Hancock)

ハービー・ハンコック・グループ:
ハービー・ハンコック(Fender Rhodes Electric Piano, Hohner D6 Clavinet, Arp Odyssey Synthesizer, Arp Soloist Synthesizer, Pipes)
ベニー・モウピン(Soprano and Tenor Saxophone, Saxello, Bass Clarinet, Alto Flute)
ポール・ジャクソン(Electric Bass and Marimbula)
ハーヴィー・メイスン(Drums)
ビル・サマーズ(Congas, Shekere, Balafon, Agogo, Cabasa, Hindewho, Tambourine, Log Drum, Surdo, Gankoqui and Beer Bottle)

録音:
1973年8月~9月 サンフランシスコ

解説:
ハービー・ハンコックによるライナーノーツ(1996年執筆/対訳:安江幸子)
小倉エージ氏による1974年国内盤オリジナル及び2020年執筆解説
荒野政寿氏によるハイブリッド盤発売新規解説
米評論家レナード・フェザー氏による1974年インタビュー復刻